角川選書<br> 徳川家康と武田信玄

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角川選書
徳川家康と武田信玄

  • 著者名:平山優【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2022/11発売)
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  • ISBN:9784047037120

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内容説明

桶狭間合戦を契機にした自立から今川攻め、家臣離反と亡国の危機に瀕した三河一向一揆、信玄による駿河侵攻と三方原合戦の大敗――若き家康が直面した「どうする?」の決断には、つねに大国武田との攻防があった。両者はいつどのように互いの存在を意識し、なぜ手を結び、ついには手切れとなったのか。息詰まる駆け引きと命運をわけた決断の背景には、いったい何があったのか。巷間いわれる「信玄にやられ続けた家康」像は果たして正しいのか。膨大な史実を丹念に読み解き、数少ない史料の「点と点」をつなぎ合わせながら、立体的に歴史を浮かび上がらせる。2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」時代考証担当が、これまでほとんど語られてこなかった家康・信玄の攻防を軸に、戦国史の最前線に斬り込む。

第一章 松平元康と武田信玄
第二章 今川氏攻略に向けた動き
第三章 家康と信玄、今川攻めへ
第四章 不気味な静けさ
第五章 徳川家康、生涯最大の危機

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
徳川と武田。関東と甲信。それぞれの戦国史が語られます。何故間違いは起きたのかの考察が興味深いところでした。来年の大河ドラマではどう描かれるのか気になりますね。2022/12/25

サケ太

20
非常に面白く、興味深くある。『新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く (NHK出版新書)』は読了済み。武田信玄が織田信長や徳川家康に求めたもの。強かにやり込めようとした家康に対して、信玄によって周到に進められる準備。今川氏真といい、信玄は同盟相手に求めたものが食い違ってしまう部分が多い。大きな一撃を与えるために周到な準備を整える姿勢は、戦国最強というイメージと違わないものの、他勢力によって振り回されいる感も否めない。2022/12/30

MUNEKAZ

19
徳川家康と武田信玄の抗争を考察した一冊。著者は武田氏研究の第一人者なので、信玄側の視点が多めかな。信玄は家康を織田に従う国衆と見なし、自らと対等な大名とは認めていなかった。信玄は信長を通して家康の動きを牽制しようと試みるが上手くいかず、逆に遠江を攫われる結果に。その鬱憤を晴らし、織田・徳川連合を瓦解に追い込む一撃が元亀三年の徳川領侵攻だったという流れ。三河一向一揆、遠州忩劇から詳しく語る視点は正直くどいなと思ったが、クライマックスの三方ヶ原合戦に繋がる構成は流石の一言。信玄と互角に渡り合う家康像が面白い。2023/01/01

YONDA

16
家康が信玄公に対して言うべき事を言っていたり、弱みに漬け込んで意見したりしていたとは、信玄公にびくついていた家康という今までのイメージが変わった。そんなこんなで三ヶ年の鬱憤を持った武田家の西上作戦でこてんぱにやられた徳川家。しかし堀江城が悪天候もあって踏ん張り、信玄公が病から亡くなったりと持っている運は強大。そうじゃなければこの後秀吉とやりあったり徳川幕府開府したりなんてできませんよね。信玄公が生きていたら間違いなく徳川は武田の軍門に降っていただろう。2023/08/13

Youhei Takatsu

10
桶狭間で義元が討たれたことによりお互い今川領の獲得に動き、うまくいくかに思えた関係。しかし、信玄の外交戦略の変化に伴い、家康との関係も変化していく。織田&徳川の危機も信玄が亡くなり武田軍の進軍が無くなったことにより助かった。信玄があと数年でも長生きをしていたら歴史はどうなっていただろうか?のちに、家康は武田家家臣団を活用し、軍制を刷新することになる。信玄から学んだことも多かったのだろう。2023/01/08

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