内容説明
与えられたスキルで生き方さえ決められてしまうハインブルグ王国。
魔道具技師として将来を有望視されたシクロ=オーウェンが「スキル授与の儀式」で授かったのは時計を作り、直すだけの「時計使い」だった。
職人ギルドから追放、更に冤罪で犯罪奴隷された彼が送られたのは未踏破のダンジョン「ディープホール」。
そこでも無能扱いされ、遂にダンジョンの底に突き落とされた末にこの世界への復讐を誓った時、
時計と名のつくものならなんでも作成、操作、停止、感知、鑑定、収納できる「時計使い」の真の力を覚醒させる……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ききぞう
2
展開が少し雑に感じましたが、サクサク進んで面白かったです。2023/07/11
amegahare
1
冒険者パーティ『運命の輪』が結成されるまでの『時計使い』シクロの活躍を楽しませて頂きました。「追放からの成り上がり」が綺麗に整理されており、読んでいて気持ち良かったです。さらに、職業スキルを軸にして緻密に構成された世界観が面白かったです。他の職業スキルとして『聖女、賢者、邪教徒、勇者』が登場する点も魅力的でした。あとがきで著者の桜霧琥珀先生が『万年時計』について触れられており、万年時計の内部構造を知る人にとって、シクロの能力は心惹かれる部分が多いと思いました。機械の機構好きな人にとって味わい深い作品です。2023/07/16
tama
0
いわゆる追放〜復讐もので、すっかり定番化したストーリーラインではあるのですが、この作品で特筆したいのは「特殊能力」に対する凝った設定。単なる万能スキルでなく、組み合わせや使い方を工夫する必要があることで、戦略性が問われる部分。これは俺ツエーの単純な物語ではない、話を発展させるのに有効だと思うんだけど、とりあえず今巻に関してはそちら方面は伸ばさず、主人公の心理変換と人間関係の伏線ばらまきに徹した感。今後で上手く回収できるか。いくら復讐譚とは言え、全体的に刺々しい世界観は、このままずっと続けて欲しくないかな…2025/11/25
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