内容説明
ロシアW杯ベルギー戦での衝撃的な敗北から4年、日本史上初めて、4大会連続W杯出場を目指す著者が激動のサッカー人生を振り返る、集大成!
日本サッカー史上初めて4大会連続ワールドカップ出場を目指す、長友佑都。2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシア、そして2022年カタールと12年間にわたり、日本代表のレギュラーとして戦い続けてきた著者だからこそ語れる、予選・本戦を含めた苦闘の歴史と舞台裏。さらに、35歳でトップレベルを維持し続けている秘訣、批判を肥やしにしてエネルギーに変える、著者ならではのメンタルコントロール術など、激動のサッカー人生を振り返る、集大成の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
外枠発走
27
ドキュメント。プロデビューからカタールワールドカップ予選までが舞台となっている。世界の有名クラブに所属し、ワールドカップにも四度出場した。本書では、フィジカルのみならずメンタルモンスターと称するに至る考え方を紹介している。サッカーにそれほど興味はないが、本書の内容は、生き方の糧になった。下手の横好きでスポーツを続けている。おこがましいが共感する場面も多かった。負の思考を自らの推進力に変えること。こうしなさいという具体性には欠けていたが、ヒントは散りばめられていたと思う。2023/10/02
夏を待つ帆
11
プレッシャーは逃げるものでなく、ともに歩むもの。W杯を4度経験した長友さんには説得力がある。日々の仕事も、批判や失敗を成長と捉え、本書にもあったように、why→howへと思考を変えていきたい。2023/05/01
みずたく
8
カタールワールドカップに挑戦するまでの道のりを主に、折れないメンタルの作り方を紹介している。長友不要論もありながら、ブラボーを連呼しチームを鼓舞するブレない姿勢の裏には、こんな努力と葛藤があったのかと考えさせられた。ホントにサッカーが好きで、真っ直ぐな人なんだと思う。2023/05/28
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
8
多くのプレッシャーや批判に晒されるなか、どのようにそのようなネガティブなものを自分で消化して、ポジティブなものにしているのかを説明しているのが、自分にとって有益だった。ネガティブな事象が発生したときに、Whyを考えて凹むのではなく、Howを考えて次に活かす。2023/03/25
sakamocchihappy
6
「純粋」「感謝」「向上心」…本書から感じた著者の活躍の原動力だ。本書は2022年のカタールワールドカップ直前までの著者の足跡と、培った経験によるパワーワードが詰め込まれている。ライバルの成功を素直に喜び、自分の発奮材料にする純粋さ、逆境にあっても忘れない感謝の心、ベテランになっても若い才能を尊敬し学ぼうとする向上心。これらがこれからも著者を無限に成長させていくだろう。選手としても管理者としての視点も持てる著者は、きっと良き指導者となる。そんな著者が指導者として創り上げるチームを見てみたい。2023/02/19