だいわ文庫<br> 菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム

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だいわ文庫
菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム

  • 著者名:碧野圭
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 大和書房(2022/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479320364

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内容説明

「あの、ランチが終わったら、ちょっと話を聞いてもらってもいいですか?」
おいしいくて新鮮な野菜たっぷりの料理が評判の菜の花食堂は、地元の逸品に選ばれた瓶詰や予約制のディナーも評判の人気店。
オーナーの靖子先生は今日もおいしい料理を作りながら、誰かが抱えた秘密を見抜いて心配ごとでいっぱいの気持ちを癒してくれる──。
食べ物屋さんのご主人がお弁当を買いに来るのはなぜ?
頻発する空き巣事件に目撃者がいない理由は?
小さな食堂と料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、やさしくてほろ苦い日常ミステリー、待望の第五弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

121
【食】をテーマにゆったりとした食堂を舞台に繰り広げられるほんわかミステリー第5弾です。実は4作目は未読のまま、本作を読んでしまいましたが、おそらく問題はないと思われます。食堂のメインシェフ「靖子」先生とその助手「優希」が日常に何気なくひそむ、ちょっと不思議な出来事をホームズ&ワトソン並のコンビネーションで解決へと導きます。そんな流れのなかでも、しっかりと食のコトも書かれているので、飽きるコトなくスラスラと読んでいけます。改めて『食』は生活において、とても大切なコトなんだなぁと感じずにはいられませんでした。2023/02/05

ひさか

98
大和書房webに2022年1月15日〜3月30日かけて6回連載されたこころを繋ぐお弁当、木曜日のカフェタイム、キャラ弁と地味弁、に加筆修正し、書き下ろしのインゲンは食べられない、大根は試さないを加えて2022年2月だいわ文庫刊。薔薇の花言葉はまぁよいとして、その本数にまでこだわるのは花産業の宣伝戦略の片棒かつぎで盛り過ぎ、マニアックですよ(大根は試さない)。面白いけど(笑)。無理も多いが、楽しい話が多くて面白いです。2023/10/30

ゆみねこ

88
菜の花食堂シリーズ第5弾。相変わらず靖子先生の推理は冴えている。木曜日のカフェタイムに現れる怪しい男性客、近所で頻発する空き巣事件、婚活女性の愛犬行方不明事件。優希は相変わらず天然だけど、それにしても川島さんとのやり取りはいつの時代の恋愛?まあ次が出たらまた読むと思うけど。2023/03/30

真理そら

82
なんとなくお弁当編的な巻。奏太クンの父もひどいが母もなかなかな発想で驚いた。奏太クンがまっすぐに育ったのは奇跡かも。夏大根は苦くなることがあるのね、苦みをまずく感じないように優希ちゃんは頑張ったけれど、川島君の告白は難しすぎて理解できる女の子の方が少ないかもしれない気がするのに…こんなことではこの先、鈍い上に自己評価の低い優希ちゃん相手に大丈夫だろうかと心配になる。2023/04/27

Karl Heintz Schneider

82
第一話では、店にちょっと変わった依頼が舞い込みます。野菜たっぷりのお弁当を作ってほしいとのこと。依頼者は駅前のお弁当屋さんの店主のようです。どうしてわざわざ、この店に?しかも他の誰かに食べさせるのが目的のようです。妻のため?我が子のため?親のため?そのどれでもありませんでした。それは意外な人物でした。それを知った靖子先生は店主と相手の意向をくみ取り全て丸く収まるよう、鮮やかに問題を解決してゆきます。その手腕の見事さに、心の中で喝采を送りました。やっぱりいなあ、菜の花食堂は。2022/12/26

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