内容説明
珈琲、安保、インターネット、全ての歴史はつながっている。激動の時代にもそこに至る背景がある。時空を越え、世界規模の関係性を「編集」から読み解く、白熱の近現代講義。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
marco
26
松岡正剛の「遺言」。これ、大げさでなく、若い世代に向け歴史的事象を現在と結びつけて捉え、日本、いや、世界で起きている問題を解決していってほしい、との強いメッセージが織り込まれている。さて、私たちは世界を相手にどんなインタースコアを起こせるだろうか?2016/04/18
Hatann
6
下巻に相当する「西巻」では「進化論」「哲学・文学」「反植民地」「大衆」「インターネット」等を横軸にとり日本と世界を繋ぎインタースコアを試みる。中でも「歴史認識問題と日本の語り方」が明晰である。謝罪しているのに念押しを求められると説明しにくくなるのは何故か。その後「日本がアメリカ風でも中国風でもない日本という物語を語るには「抱いて普遍、放して普遍」という両方を見据る必要があります。それにはいろいろなものを総動員して、それらを重要にインタースコアして、そのうえでかなりの引き算に挑むべきでしょうね」と総括する。2019/11/15
kyoko
6
20世紀は社会主義の壮大な実験の世紀だったと思っていたが、民主主義の実験の世紀でもあったんだなーと思った。そして国民国家とは戦争をするための国家という論にはうなずくしかない。欧米列強、イギリスの間違い、中東情勢など現代史にはかならず理由がある。そして読みながらリストアップした参考文献は10冊を越えた。知的好奇心を刺激される1冊。2016/12/15
ネコ虎
4
歴史のおさらい。新しい見方がいくつもあったけど、あまり感動せず。松岡正剛はやや左翼シンパなので、東京裁判史観等にこだわりもなく、深く突き詰めようとはしていないところに不満が残る。白井聡なんかには言及するが、保守派のものには触れようともしない。世界史を同時に切り取るとはいうものの、日本の位置づけへの理解が薄いような気がした。2016/04/14
nekonekoaki
3
第8講から第14講。東巻に続き中東問題や大衆ポピュリズムやネット社会による現在の矛盾など、歴史的現在について縦横無尽に語られています。終盤にてセイゴウ先生の経歴について自ら述べられています。 2015年12月20日第1刷発行。『17歳のための世界と日本の見方』の姉妹編。『世界と日本のまちがい』をベースにして全面的に語り直しされています。2026/03/15
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