内容説明
台湾日本統治時代の「日式建築」に魅せられた一級建築士が、10年にわたり綴った丹念な手書きの「フィールドノート」。台湾で先に翻訳刊行、「レトロ建築ブーム」の立役者となった話題作、待望の日本オリジナル版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
41
台湾に残る日式建築(戦前日本人が建築に関わった建築群)を巡った記録集。台湾の民主化が日式建築保存運動に尽力したことが、良く分かりました。2023/05/07
まっと
20
日本統治時代に建てられた洋風・和風又は折衷様式等、意匠的・技術的に日本を源とする近代建築群を訪ね歩いた著者が、フィールドノートに自筆でびっしり記録したイラストとメモをそのまま本にした一冊。建築物の評価は肯定・否定両方あろうが、著者の熱量そのままのイラストを眺めるだけでも楽しい。乃南アサは統治時代を「知識と技術、そして人材に至るまで持ちうる限りの『最高峰』を総動員したに違いない。今も残る建築物や街並を眺めるたび私はその頃の日本人の猛烈な意気込みを感じる」と語ったが、この本を手に台湾を肌で感じてみたくなる。2023/01/14
なん
4
一級建築士による台湾たてものめぐり。「旅の途中で出逢う建築が、それまで知ることのなかった世界、興味を持たなかったテーマへの関心を拓いてくれることがある。」建築の専門用語は判らなくとも、著者のフィールドワークによる緻密なイラストと足を使ったレポートに、台湾日式建築に対する溢れる熱量を感じることができた。2023/08/27
Tomonori Yonezawa
3
地元図書館▼2022.11.14 初版▼序+7章319頁、台南、高雄、西海岸、屏東澎湖、東海岸、台北、保存再生▼図書館にあるべき本。A5判の本だが見開きでの(ほぼ全ての頁が)情報量の多さ圧倒される。B5かA4で各章1冊のシリーズ物にした方が良かったのでは?著者の思いを伝えるには写真も小さいしね。▼批判を先に書いたが、読んでる最中は「大変だったろうな」と著者に関わった人々含めて敬服の念。▼絵・写真とも貴重に感じられ、自ら台湾に出向いて感じたくなる本でした。2023/05/08
kaz
3
イラストも楽しいが、写真が小さいため建物の細かなところがわかりにくいのが難。図書館の内容紹介は『古さとモダンを併せ持つ外観、大胆で遊び心に満ちた意匠、家主の情熱と美学を語るディテールと改修の痕跡…。台湾の風土と人々の歴史が息づく「日式建築」をスケッチと写真で巡る台湾紀行。建築用語集も掲載』。 2023/02/18
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