内容説明
金属バットで両親を撲殺、女性8人を強姦して殺害、妻をチェーンソーでバラバラに切断、教え子をソープに沈めたのち殺害......。高度経済成長やバブル景気に浮かれた昭和後期に起きた、25の凄惨な事件。著者が長年蒐集してきた警察の内部資料を基に、犯行と捜査の内幕を詳らかにする。華やかな時代の陰ではおぞましい鬼畜が跋扈していた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
62
昔から愛読している幻冬舎アウトロー文庫。「後妻業の女」の小野さんのルポタージュ。今や防犯カメラやDNA鑑定や庶民の携帯電話のカメラなど、捜査は進化したが、こちらは昭和の事件の捕物帳。嘘発見器のポリグラフや指紋、掌紋、靴の跡、張り込み、尾行から始まる。まるで松本清張のドラマや往年の映画やサスペンス劇場を見ているような気分。懐かしい。小野さんが集めた「警察の内部資料」をもとに描いた事件。「元教え子をソープに沈めた美術教師の毒牙」や「通販のズボンから足がついた連続強盗犯」やら、濃厚です。犯罪の標本みたいなルポ。2025/10/15
gtn
24
昭和の特異な殺人事件のあらましを、論考もなく淡々と並べたもの。大久保清事件以外、すべて仮名なのも惜しい。2022/12/04
カスロック
15
文字通り昭和の凶悪事件集。警察記録からか淡々と語る部分が面白い。スマホどころかPCもデータベースも携帯すら殆ど無い。AIも無ければGPSも無い。防犯カメラが合っても目視。顔認証も指紋認証も当然無い。捜査は全て人海戦術でまず動機、聞き込み、そして警察が筋立てて捜査するのでそりゃ冤罪も多かったろうと思う。一つ一つの事件が人間臭く松本清張とかの元ネタ事件になってる。最後の大久保清(これだけ実名)事件は白眉。動機が無いサイコパスの連続殺人とかは迷宮入りになったろうと思う。実話モン好きかも。★ 一個+。★★★★☆2026/06/24
澤水月
12
匿名はまだしも「匿地方名」はキツい。ジュリー似の熱血美術教師が女生徒を騙して…の事件はいまでも起きそう。2023/01/09
オールド・ボリシェビク
7
まさしくタイトル通り、昭和40~50年代に起きた凶悪事件を紹介していく。週刊誌連載コラムゆえなのか、それぞれの内容も薄くて、犯人や被害者、発生場所も仮名なので隔靴掻痒感が強い。犯人の凶悪性があぶり出されてこないのである。ちょいと残念な読書であった。2022/12/13
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