内容説明
金属バットで両親を撲殺、女性8人を強姦して殺害、妻をチェーンソーでバラバラに切断、教え子をソープに沈めたのち殺害......。高度経済成長やバブル景気に浮かれた昭和後期に起きた、25の凄惨な事件。著者が長年蒐集してきた警察の内部資料を基に、犯行と捜査の内幕を詳らかにする。華やかな時代の陰ではおぞましい鬼畜が跋扈していた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
22
昭和の特異な殺人事件のあらましを、論考もなく淡々と並べたもの。大久保清事件以外、すべて仮名なのも惜しい。2022/12/04
澤水月
11
匿名はまだしも「匿地方名」はキツい。ジュリー似の熱血美術教師が女生徒を騙して…の事件はいまでも起きそう。2023/01/09
オールド・ボリシェビク
6
まさしくタイトル通り、昭和40~50年代に起きた凶悪事件を紹介していく。週刊誌連載コラムゆえなのか、それぞれの内容も薄くて、犯人や被害者、発生場所も仮名なので隔靴掻痒感が強い。犯人の凶悪性があぶり出されてこないのである。ちょいと残念な読書であった。2022/12/13
さなお
5
いまだに報道されたりネットで話題になったりするような大事件ではなくて、生活にごく身近なところで起こった事件ばかり載っててちょっと怖い 2023/03/12
もだんたいむす
4
取り調べで親族の話を持ち出して落としにかかる昭和って、素朴で朴訥な時代なんですね。2023/05/21