内容説明
暴力団組員だった斉藤雅人は、今は足を洗い、神田でホットドッグ屋を開いていた。突然、雅人の店に山口詩音と名乗る女が、男に追われていると逃げ込んできた。事情もわからぬまま匿った雅人だったが、詩音のバッグには多額の現金が入っていた……。一方、それぞれの事情で、ネットカフェ住まいから抜け出せずにいる河合美和と井上真衣。ある日、詩音の荷物を預かった事がきっかけで、美和や真衣までもがヤクザや警察に追われる事になる――。女と男のリアルを描き切る書き下ろし長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりのすけ
9
雅人と鳥原の名前が出てくるとは。公安捜査シリーズを読んでいた人にとっては、かなり嬉しいスピンオフではないか。まさか雅人がホットドッグ屋になっていたなんて。そして、著者の作品らしいちょっと古臭い感じのするハードボイルド。ヤクザと警察との駆け引きなど面白く読めた。また、雅人と鳥原のシリーズを期待したい。2016/02/18
TOSHI
3
主人公は元ヤクザのホットドック屋。訳あり女を助けたことで面倒事に巻き込まれていく。迷惑な素振りはみせるものの、結構積極的に関わっていくのは任侠道の所以からか。詩音はカッコイイ女性だが、危ない橋を渡らせるような圧倒的な魅力が今ひとつ伝わって来なかったのは惜しい。ヤクザ、警察との駆け引きはテンポよく進んでいくので、どんどん引き込まれていく面白さがありました。2016/01/30
こいきんぐ
2
三好組の登場人物もっと出て欲しかったかな。2020/01/16
だいゆー
2
(^^2015/12/18
こいきんぐ
2
たまたま出張行く時に見つけてしまった。雅人が出てきたなと思わずテンションが上がってしまった。一気読みであっという間に読破できた。 浜田氏らしい作品だった。苦手な人は苦手だと思うけど、面白かった。2015/12/21
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