時代小説文庫<br> 風待ちの四傑 くらまし屋稼業

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時代小説文庫
風待ちの四傑 くらまし屋稼業

  • 著者名:今村翔吾【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 角川春樹事務所(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758444804

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内容説明

霙ふる師走のころ、夜討ちの陣吾と呼ばれ、裏の世界で畏れられている男が、平九郎の露店にやって来た。呉服問屋の大店「越後屋」に勤める比奈という女性を晦まして欲しいという。一方、極寒の「夢の国」に送られた「虚」の一員・惣一郎は、敵の襲来を待ちわびていた──。江戸と「夢の国」で繰り広げられる平九郎・迅十郎・惣一郎、そして今一人……、暗黒街の凄腕たちの人智を超えた超弩級の戦い。興奮と感動必至。直木賞作家の本領、天下無敵の大人気エンターテインメントシリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

384
刊行日が延び延びになり、だいぶ待たされた印象だったが、その分、このシリーズにしてはボリュームがあり、中身もかなり充実していたので大満足。一気に読み終えた。事前情報では、てっきり、くらまし屋と炙り屋がついに本格的にやり合うのかと考えていたけれども、まさかの共闘!…とテンション上がったのもつかの間で、作中では顔を会わせすらしない。しかし、それぞれの活劇場面は抜群に楽しく、体温上がるシーンの連続。だけどまぁ、炙り屋が富蔵を始末する話になっているなら、比奈をくらます必要なくね?とは思った。続巻がもう待ち遠しい。2022/11/02

しんごろ

266
俺は『イクサガミ 天』を読んでるのか?と思うほどのバトルロワイヤルの今作。イクサガミに登場する似たキャラも登場。それにより、夢の国の場所がここだろうと推測できる。くらまし屋、炙り屋やら敵味方入り乱れて、跳ぶ、舞う、躱す、凌ぐの死闘に手に汗を握る。くらます依頼も激しさが増して、闘う平九郞もしんどいはず。嗚呼、誰か仲間に加わってほしい。仲間にならなければ組むのも良し。働き場所は違えど玄九のように。そして、気になる新たな登場人物のレラと佐分賴禅。この物語のおおよその骨格が見え、己の矜恃をかけた今作だった。2023/01/22

海猫

213
早くに読みたかったけれど、発売日がどんどんずれ込んでヤキモキした。刊行されてみると今回は本の厚みが増し増し。お話はくらまし屋稼業シリーズとしては定番の流れ。いつも以上に濃くて長いのは、アクションシーン。これが鮮烈で手に汗握る。「くらまし屋」だけでなく「虚」「炙り屋」の面々らが続々登場、それぞれに凄まじい剣戟が繰り広げられる。本筋の晦ましの方も駆け引きがあり、決してバトルだけの作品にはなっていない。読み応え抜群だったものの、早速次が読みたくなる引きもあり。これでもっとシリーズの刊行ペースが上がればいいのに。2022/12/01

のり

189
あちらこちらで激闘の嵐。「くらまし屋」を軸に蠢く猛者達。依頼により敵・味方の状況が変わる。くらまし屋に対して、仄暗い感情をもっていたのか「四三屋」の倅の「利一」。その結果が裏稼業のお抱えに大打撃を受ける。伊坂さんの「AX」の時も思ったが、人材不足になるのは避けられない。依頼は厳しいものになったが、妻子を探す為の「玄九」との出会いは大きい。「虚」を倒すのは並大抵ではないが、前進したのは良かった。2023/03/17

とし

186
くらまし屋稼業「風待ちの四傑」8巻。何時も以上にハラハラドキドキの巻でした。2023/03/08

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