講談社文庫<br> 福猫屋 お佐和のねこだすけ

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講談社文庫
福猫屋 お佐和のねこだすけ

  • 著者名:三國青葉【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2022/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784065298565

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内容説明

錺職人の夫を若くして亡くしたお佐和は仕事場を兼ねた広い家にポツンと一人取り残された。夫を追いかけたいと思うほど落ち込んでいたが、そこへ腹の大きな野良猫が迷い込む。福と名づけたその猫の面倒を見るうちに心癒やされ、お佐和は立ち直りを見せる。すぐに子猫が5匹生まれ、また、甥っ子の亮太や夫の兄弟子だった繁蔵もお佐和の家に立ち寄るようになり、お佐和の家はすっかり明るさを取り戻していく。そんなある日、繁蔵の長屋の大家から福に「ネズミ捕り」の依頼が舞い込む。江戸時代のペットショップ「福猫屋」が始まるきっかけだった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukision

72
江戸時代の猫の保護活動のお話。といっても江戸時代っぽさは固有名詞や大雑把な設定くらいで,猫好きな人が猫好きな人のために猫まみれな時代小説を書いたという印象。保護猫活動にいそしむ女性は江戸時代よりも現代にこそいそうだし,これで経営というか生活自体が成り立っていることが不思議で,物語よりもそちらが気になってしまい,さらっと読み終えた。2024/12/09

68
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-fc31f4.html 江戸時代の「猫カフェ」のお話しでした。2023/02/04

えみ

66
なにこれ可愛い、めちゃくちゃ癒された!頬が緩みっぱなしになってしまう。コロンコロンと転がり、テトテト自由気ままに歩き回る。親猫と子猫まみれの猫天国。右も左も猫猫猫。なんて幸せな小説。立派な癒し物語ではあるけれど、命への責任を問うことも忘れてはいない。夫を亡くし、生きる気力を失くしていた佐和を救ったのは子を宿した一匹の猫だった。母猫を福と名付け、子猫たちの世話をし、猫の幸せの為に何ができるか、自分が生きていくために何か猫たちとできないかと考え始め…。成功ばかりじゃない彼女を応援したくなる猫小説。ほっこり。2023/11/12

はつばあば

58
犬や猫を飼いたいと思っていても同居人如何では飼えないが・・亭主を亡くしたお佐和の元にお腹の大きな猫が。福と名前をつけてお腹の仔共々飼う。この猫恩を感じたのかネズミ捕りがとても上手(#^^#)。今で言う猫カフェのハシリかはたまた現代の猫カフェを江戸に持っていったか。どちらにしろ猫好きにはたまらない読み物だろう。里子に出してもアフターケア万全で。2番目に我が家にきてくれたシャムのダブダブは雄猫でしたがネズミが怖いようで蝙蝠しか獲って来ませんでした(^^;。でも猫の存在が嫌だったようでネズミはいなくなりました2023/07/22

Karl Heintz Schneider

46
最愛の夫が50歳の若さで、ある日心臓病で突然亡くなってしまう。すっかりふさぎ込んでいた妻・お佐和の家にある日一匹の野良猫が迷い込む。福と名付けたその猫と子猫たちの面倒を見るうちにやがて、お佐和は元気を取り戻す。そんなある日、福にネズミ退治の依頼が舞い込みそれが、お佐和の新たな生活の糧になってゆき・・・鶴の恩返しならぬ、猫の恩返しといった物語。時代小説であることが手に取ってみて初めて分かったのだが特有の言い回しもなく、サクサク読むことができた。2023/03/02

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