小学館文庫<br> 書くインタビュー 5

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小学館文庫
書くインタビュー 5

  • 著者名:佐藤正午【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 小学館(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094071955

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内容説明

親戚のおじさんみたいに呼ばれる作家の素顔。

「地元佐世保の書店員さんといっても、よく知らないひとたちなんだよ、交流なんてぜんぜんないし、名前だってわからない、道ですれ違っても顔もおぼえていないんだよ。そういうひとたちがさ、同じ街で小説を書いてる作家のことを、親戚のおじさんみたいに、正午さんと呼んでいる、公式に。サイン本の予約を受ける電話でそう呼ぶんだから、公式にということだよね。でもそういうのって、なんか、いい感じだと思うんだよ。現実にそくしてるというか、リアルさが感じ取れるというか。これがね、正午さんじゃなくても別に、たとえば、あのおじさん、でもいいんだ」(本書より)

2022年冬公開の映画『月の満ち欠け』の原作者で、直木賞作家の佐藤正午さんがメールでインタビューに応じるシリーズ第5弾。

*収録トピックからいくつかご紹介*
▼同業者たちの小説を読んだ作家がある「書き方」について報告!
▼作家が担当編集者との最後の対面シーンを創作!?
▼緊急事態宣言前から作家が身につけていた習慣は?
▼聞き手が編集者に代わり、にわかに湧き上がる競輪談義!

一筋縄ではいかないやりとりだからこそうかがえる作家の素顔。
佐藤正午さんの職人芸が光る2年間におよぶ往復書簡集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

10
〇佐藤正午さんという作家には小説からじゃなくエッセイから入ったので、小説よりもこういうパーソナルな部分が出てくる作品の方が好きだったりする。言葉の選び方とかが好きで。2022/11/13

こすも

7
仕事が忙しくて本を読む気力が出ないときでも、佐藤正午さんの『書くインタビュー』はするすると読めちゃう。女性の登場人物を姓の呼び捨てで書かれた小説が少ないという話題からの展開が特に面白かった。2023/02/21

O-chami

4
往復メールによるインタビュー集もはや第5弾。聴き手も変遷を重ね、今は小学館編集者のオオキくん。緩い競輪談義が続くと思いきや、鋭い小説分析~言葉の応酬~そこまで言うかと思う程の的を得た厳しい指摘。・・と言いつつも、正午さんは「言葉を喋る時も、ものを書く時も、どんな時でも、絶え間なく人を笑かしにいってるんだよ。」と宣っているんです😅 実は優しい“素"の人柄が滲み出てしまうのが、このシリーズの醍醐味ですね。 BGMは、KING CRIMSONで・・・「I Talk To The Wind ~風に語りて」🎶2023/05/15

ponnnakano

3
いや〜、おもしろかった。書くインタビューはいつまでも続いてほしい。最高です。インタビュアーが担当編集者(しかも競輪好き)に代わったせいか、やりとりに親密で気心の知れた感じがしますね。初め、ほとんど競輪の話しかしないので、もしやこれで一冊行くつもりか?と思ったら、急に小説の話も出てきてこの落差もいい。当たり前ですが、小説の話になると、(おもしろく読ませるのは変わらないけれども)真面目に色々語っており楽しい。「ワンチャン」をやたら使ってくるのも笑える。正午さんが面白いと思った小説が挙がってたのでいずれ読む。2023/07/19

ソラ

3
【整理・再読】2022/12/24

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