光文社未来ライブラリー<br> 希望難民~ピースボートと「承認の共同体」幻想~

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光文社未来ライブラリー
希望難民~ピースボートと「承認の共同体」幻想~

  • 著者名:古市憲寿【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784334770631

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内容説明

コミュニティや居場所は若者や生きづらい人を救う万能薬なのか。世界平和や夢を掲げたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大院生による社会学的調査・分析の報告。夢や希望を持ち乗り込んだはずの船内で繰り広げられる驚きの光景。それは日本社会の一部を誇張した縮図だった。若者の「貧しさ」と「寂しさ」への処方箋とされる「承認の共同体」の可能性と限界を探る。古市憲寿のデビュー作が文庫で登場。解説と反論、本田由紀。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

35
作者が大学院生時代にピースボートに乗船し実地調査した分析結果をまとめた本。簡単に言えば若いピースボート乗船者たちをいくつかの類型に分類して論じた若者社会論だが、論点がはっきりしていてわかりやすい。ピースボートが社会全体の縮図のような面もあり、社会全体にも適用されそうな内容だが、基本的にソリューションまで踏み込んでいないので読後感は少しモヤモヤする。2023/03/16

kawa

30
憲法9条護持と平和活動という政治目的の実現をも目標とする世界クルーズ船「ピースボート」に同乗、社会学的アプローチで2000年代の若者気質を分析研究した著者のマスター論文に手を加えて新書化した本書。参加した若者たちにとっては、ピースボートが目指す目的性より旅によって得られた仲間たちとの社会性の方が重要であったと分析し著者の独自論を展開。その論に関しては、巻末の本多由紀さん「解説、というか反論」の方にシンパシーを感ずる。まあぁ、本論よりもピースボードの営業手法やトラブルの顛末の方が印象的だ。2024/01/03

Ayakankoku

10
文庫版になり再読。古市さんの初めての著書、修論がこれって…本当素晴らしすぎる。改めてファンになった。コロナ禍で、こういった共同体にどんな変化がもたらされたのか気になる。2023/05/23

りんご

6
古市さんのデビュー作。世界一周クルーズ船「ピースボート」に乗り込んだ若者たちの実態とは。「承認の共同体」とは。。。2023/08/09

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