内容説明
昔、捕まってこらしめられたワルのカッパたちが、「この石がある限り、戻ってきて悪さをすることはない」と残していった“カッパ石”。その存在を確認しに、カッパどもが150年ぶりにやってくるという。ところが、本物の石は明治時代の大洪水で流されて行方不明、今のは替え玉。…大変だ!この大ピンチに町を救うべく立ち上がった不思議な転校生・菜の子ちゃんと、地元の少年トオル。本州の西の端・下関に展開する一夜の冒険!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
53
シノダ!シリーズで魅力された作家さんの本 と言う事で、シリーズ物と知らずに図書館に予約・・・。作品を追って行く毎に好きになって行くかも❓ お話の中にチラッと出てきた芳一。解説を読んで 小学生の頃は怖かった「耳なし芳一」を もう一度、読んでみたくなりました。2016/11/07
杏子
25
菜の子ちゃんの日本全国ふしぎ案内の2巻。山口県下関が舞台。カッパの評定があるために本物のカッパ石を取り戻すべく、ふしぎな転校生菜の子ちゃんとしばし冒険の時を!話はそれほどでもない。五七五で話す毘沙門天がお茶らけていて、面白いけどそればかりが印象に残りそう。解説の耳なし芳一の話などそちらの方がよほど面白かった。2016/09/18
anne@灯れ松明の火
25
図書館HP新着チェックで予約。今回の舞台は下関。菜の子ちゃんは悪さをするカッパが戻ってこないように奮戦! 隠れ蓑ならぬ、ほっかむりをして、相棒のトオルくんとイノシシにまたがって、出発~! はちゃめちゃなわき役陣と冷静な菜の子ちゃんの対比が面白い。YUJIさんの絵も楽しさを倍増。2016/05/25
花林糖
17
(図書館本)菜の子ちゃん全国ふしぎ案内② 今回は下関でカッパ石を取り戻すお話。お話は面白いのだけれどTUJIさんの挿絵が楽しくてそちらについ目がいってしまいます。イノシシを励ます菜の子ちゃんの絵が一番お気に入り。巻末の作者による「耳なし芳一」の解説が面白い。2017/03/02
海(カイ)
16
【図書館】『字あまり』に(笑) このシリーズは、日本全国の神話などの不思議をとても分かりやすく書かれた児童書だと思います。楽しく読めます♪2016/09/28