角川文庫<br> 絶対猫から動かない 下

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角川文庫
絶対猫から動かない 下

  • 著者名:新井素子【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2022/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041128275

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内容説明

緊急停止した電車の夢に囚われ続ける夢路たち。夢の世界をつかさどる謎の生物「三春ちゃん」に追い詰められるが、居合わせた老人がある話をし始めた途端、急に全員が夢から覚めた。どうやら彼のある言葉が逆鱗に触れたらしいのだが……。はたして夢路は怖ろしい夢から抜け出し、猫のような安寧の日々を得ることができるのか。そして「三春ちゃん」の正体とは? 不朽の名作『いつか猫になる日まで』から20年の時を経た今こそ辿り着いた、最高の到達点!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごんちゃん

15
後半、夢の結界の中で妖怪「三春ちゃん」と対決する人々。新井素子、やっぱ群像劇、上手いなあーとは思う。が、しかーし、アカン、書き方がやっぱクドい、グダグダ長くて、読むの面倒くさいって思いながら、頑張って読んだけど。面白くないわけじゃないけど、なんだかなあ。「いつ猫」は読んだはずだが、全く記憶にないし。でも、中学生の姪っ子には、勧めてもイイかなって思いました。Kindle Unlimited2024/09/03

はるく

5
『おしまいの日』『チグリスとユーフラテス』あたりを読んで、そこから過去作も読んで…それ以来20年以上ぶりの新井素子。(今となってはまどろっこしさも感じる文章も含めて)懐かしく読みました。この文体で、介護の苦労から看取りを過去形として描かれる。令和やなぁ。2024/10/19

うどんこ

4
(上巻から)上巻の感想で「……絶句」のと書いたけれど、今作は50代の「いつか猫になる日まで」だ、とあとがきで書かれてましたね。それ以前に、本編でもそこかしこに「いつ猫」の文字がありました。猫繋がりだもんね、そっちだよね。猫、出てこないけど。「いつ猫」も家のどこかにあるはずなので、近いうちに読み返してみたい。2024/06/26

timeturner

4
面白かった! 書きながら話を創っていったようで、何度か「いま作者の人、一生懸命理屈づけようとしてるな」って感じる場面があるんだけど、それもまた一興。メインで動くのが50~60代の男女っていうのもいい。2023/04/21

Hidetsugu Suto

3
下巻はもっときつかった... 基本ツッコミどころ満載の「ファンタジー」.「分かっちゃった」とか「私には分かる」で話がリニアに進行してゆくため,「あぁ、そういう設定なのね」と納得するしかなくストーリーへの没入が困難.目を瞑ったままの行動は,会話が相手に筒抜けだから「こうはならないだろう」としか思えない.おまけにテンポが悪い.書名の猫は無理矢理感あり.編集者に「タイトルに猫入れたら売れるので何とかならない?」と言われて追加したのでは?と疑うレベルでした(あとがきを斜め読みして納得).しかしこの話を上下巻て..2025/05/25

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