内容説明
50歳を過ぎ、両親の介護のため大好きな仕事を辞めた大原夢路。親友と出かけた帰り、地震で電車が止まった日から、奇妙な夢を見るようになった。緊急停止した電車に閉じ込められ続けるのだ。ある時、夢の中で誰かの異様な悲鳴が上がる。不思議に思った夢路が意を決して車内を捜索すると、彼女の本能が恐怖を訴える存在がいた。それは人の生気を吸う謎の生物、「三春ちゃん」だった――。大人のための壮大な群像劇、SF界の名手による新たなる代表作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごんちゃん
15
地下鉄に乗り合わせた人々が、毎晩同じ夢をループするSF。新井素子を読むの40年ぶりくらい。流石に登場人物が高齢化しとる。が、しかーし、一人称で語られる口調が、軽い!軽すぎる!まさにラノベの元祖って感じ〜。中学生はともかく、50代、60代のおじさん、おばさんでさえ、女子高生っぽいのが違和感あるよー。この語り口調さえ、我慢すれば、話し自体は面白いんだよねー。まだ猫が出て来ないなあー下巻へ Kindle Unlimited2024/09/02
きっちゃん
12
久し振りの新井素子さん。登場人物が老若男女なのに、文体が昔から変わらずの素子節。最初は彼女の世界に入りにくかったけど慣れてしまえば一気読み。特殊能力を持っていることは自覚しているがその力が何れだけのものか解っていない専業主婦と異形(妖怪等々)の物との戦い。感想は下刊で。 タイトルに「猫」が入ってたから買ったのにまだ登場しないのが少々不満(きっと三春ちゃんが猫かなとは思ってます)2022/12/13
ツバサ
6
だいぶふわっとした文章だが、かなりピンチな状況に。一体、どうなるといった区切りだが下巻はいいかな。2022/11/01
Masaaki Endo
5
10代20代の頃は大好きだった素子節。 この歳に成ると違和感も感じますが、10代に戻ったつもりで読んでます。(笑) あたしの中が、いつか猫に成ったりしてた少女が50代に成ったのですな。 序盤が何だかくどすぎて、読むの止めようかと思ったけど、ようやく話が展開してきました。 下巻に行きます。2022/11/11
ぷくらむくら
5
この作家さんの女子高生時代の文体はそのままに主人公が50歳代というのがなんともなのだが、細かい部分が面白いのでぐだぐだ読み進めていく内に面白くなった。この方ならでの設定である。2022/11/02
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