内容説明
さよなら、「繊細すぎ」のわたし!
「どうせ無理」なんてもう言わない。
読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、
ZINEで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。
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ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。
心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。
横浜の街へ、鎌倉へ。
そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。
──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。
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【目次】
■はじめに
■第一話……電動自転車との出会い
■第二話……街場の自転車レッスン
■第三話……いつだって行ける場所にはいつまでも行かない
■第四話……「変化」がはじまった──夜のみなとみらいライド
■第五話……いざ鎌倉
■第六話……ロードバイク記念日
■第七話……本当にロードバイクがやってきた
■第八話……ツール・ド・真鶴(前編)──大冒険への扉
■第九話……ツール・ド・真鶴(後編)──往復百五十キロの旅、時々雨
■第十話……ライド・オン・北海道──苫小牧・支笏湖の旅
■おわりに 未知なる道へ
■あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
konoha
53
読みやすくて面白いエッセイ。電動自転車とロードバイクに出会い、どんどん自転車が好きになる筆者。道具を手に入れ世界が広がっていくのが楽しそう。横浜から鎌倉、真鶴、北海道へ。自転車に乗りやすいよう服装はパンツに、髪も短くした。人との出会いも自然に生まれているのが素敵。最初はコンプレックスをたくさん並べていたが、失敗を通じてたくましくなった。知って、失敗して覚える楽しさは大人になった今の方が味わい深いはず。新しく何かを始めたくなる。フワッとしているようで淡々とした文章も好き。「弱虫ペダル」の話もうれしい。2023/07/27
こばまり
44
なんと爽やかな、初々しささえ感じる好エッセイと思いきや、筆者がアカデミックな経歴の大人の女性と知り驚く。ママチャリをまずは電動自転車にグレードアップしたくなる。2024/10/24
読書は人生を明るく照らす灯り
23
早速ロードバイクを中古で買った!自転車を買って出かけたくなります!2024/04/13
yyrn
23
乗れるけど、通勤や買い物などの日常使い以外ではあまり使わないのが大人になってからの「自転車」で、小太りで運動も苦手なアラサーの著者もそんな平均的な日本人女性だったが、駅までの往復で歩いても難儀していた「ハマのマチュピチュ」と呼ばれている急坂を借りた電動自転車で難なく登れたことに大感激して購入に踏み切り、住まいの横浜から鎌倉まで走ってみたり、でも、電動自転車では移動距離が限られるからと、さらに中古のロードバイクを知り合いから譲り受けて、真鶴までの片道75Kmを不安いっぱいながら友達と走り抜けたり、さらには⇒2023/10/09
おいしゃん
20
初めて自転車で遠くに行けた時の喜びを思い出すような、自転車エッセイ。かわいいイラストとともに、ほっこり。2025/02/01