内容説明
レトロウイルスの進化形、HIV-4に感染した母親から生まれた子供〈ミュウ〉。額の瘤が特徴で、生まれながらに「第三の目」と呼ばれる持つ特殊能力を備えている。それゆえ社会への適応力を欠き、悪魔が人間の腹を借りて生まれたと言われていた。〈ミュウ〉を抹殺しようとする勢力と保護する勢力に二分する世界。かつて優秀な傭兵だった日系人シド・アキヤマは、ミュウ・ハンターとして、保護陣営の厚生省特別防疫部隊と戦闘を繰り広げていた。そこに同じミュウ・ハンターのアメリカ人、ジャック・バリーが現れ、アキヤマに加勢する。ジャックはアキヤマの傭兵仲間だった。戦いの最中、ふたりはミュウを守ろうとする研究者・飛田靖子と出会う。彼らは人間だという靖子に、アキヤマは困惑し……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一五
10
DNA変化で生まれたミュウ。滅するものか、守るべき人なのか。ミュウハンターと、政府機関との闘い。と、まぁワケわからんようなのでした2023/11/12
りちゃ
5
とても壮大なテーマなのだが、こんだけ?といった感想。結局何だったんだろう。戦いたい人が戦った…。2023/03/20
のりべぇ
3
HIV-4のウイルスに感染した人から生まれる”ミュウ”。それを悪魔と信じる人々が雇うミュウハンターとそれに対抗するする組織である『デビル特捜』。その戦いの中でビルハンターのシド・アキヤマはミュウを守ろうとする研究者飛田靖子と出会う。そこでミュウは人間と言われ迷いだす…懐かしい世界観、昔読んだ夢枕獏等を思い出す。この設定なら恰好長く書くことも出来ただろうに短くまとめてきた。話としてはまとまっている、盛り上がりは今一な感だがやり過ぎると漫画になるし(それも楽しいが)これはこれで良いと思う。2024/08/21
Akio Aratani
2
最後は、はぐらかされたような終わり方。今野敏らしく戦いの描写は面白かったが、展開もトロかった。2022/11/03
シロマック
1
公安、軍隊、スパイ、等の社会の暗黒深層部の出来事は知りたくないし関わりたくも無い。こんな小説は苦手途中放棄。 2023/09/11