角川スニーカー文庫<br> 親友歴五年、今さら君に惚れたなんて言えない。

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角川スニーカー文庫
親友歴五年、今さら君に惚れたなんて言えない。

  • ISBN:9784041130865

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内容説明

高校の入学式の朝、巳城陸は玄関先にいた女の子に一目惚れをした。おろしたての制服に、春の陽気を纏ったポニーテール。そんな目も覚めるような美少女は、五年来の親友だった――。
 小学校からの親友・西園寺碧。昔からソフトボール一筋で、野球部だった俺と趣味も合い、いつの間にか気の置けない仲になっていた。そんな彼女の姿が、春休みの少しの間でこんなに変わって見えるなんて……。 一方、密かに陸に好意を寄せていた碧も、そんな陸の心情の変化に気付くわけもなく……。

「陸~、今日は一緒に何するー?」
「そ、そうだな……」

 親友同士から始まる、距離感ゼロの両片想いラブコメ開幕!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

50
【BW】野球部だった陸とソフトボール部だった碧は5年来の親友同士。二人はいつしか互いに恋心を抱くけど、「親友」から一歩先に踏み出せない。そんな「今さら君に恋した」なんて言えない両片思いの二人のラブコメ。前作同様に登場人物どうしの掛け合いが軽快で楽しいですね。また、二人の来歴から恋愛を「球技」に例えるのも面白い。あと一歩を踏み出せない理由が、互いに「言えないこと」があること、すなわち互いを思い遣る気持ちであることに何とも切なさともどかしさを感じてしまうけど、これぞ青春とも思います。続きを楽しみにしています。2022/10/05

よっち

42
小学校からの親友だった西園寺碧。数週間ぶりに再会した高校の入学式の朝、その美少女ぶりに一目惚れした巳城陸の両片思い青春ラブコメ。昔からソフトボール一筋で、野球部だった陸と趣味も合い、いつでもどこでも一緒の気のおけない親友関係になっていたがゆえに、なかなか関係を変えるアクションを起こせない陸。一方、密かに陸に好意を寄せていた碧も、そんな心情の変化に気付くわけもなく、二人で空回りや自爆する展開には頭を抱えたくなりましたけど、すれ違いに正直な思いで答えた二人の関係…は相変わらずでこれは道のりが遠いですね(苦笑)2022/09/30

わたー

35
★★★★★小学校からの5年来の付き合いになる親友に一目惚れしてしまう主人公。しかし、なまじ一番近い距離にいるだけに、最後の一歩、関係性を変えることができないでいる。それはヒロインも同じで…な両片思いを描いた作品。異性の親友だからこそ鈍感にならざるをえなかったというのは、アプローチを決めきれない理由としては非常に説得力のあるものでよかった。また、両者の視点から描かれることで、二人の気持ちが読者には開示されているため、ある種安心してみていられるのは嬉しい仕掛けだった。2022/10/03

まっさん

29
★★☆ 作者の前作がとても良かったので購入した作品。 内容としてはタイトル通り、気の置けない友人に対して遅まきながら異性の魅力に気付いてしまう所から始まるラブコメ物でした。ただ、主人公からヒロインへの矢印だけでなくヒロインから主人公への矢印も向けられている両片想い作品へと仕上がっていましたね。 お互いがお互いを気遣い、想い合う様子にはどこか甘酸っぱい気持ちを思い起こされ、終始彼らのやり取りをニマニマしながら見守る事が出来ました。 気の置けない友人との両片想いラブコメという、個人的にめちゃくちゃ刺さるジ→2022/10/26

オセロ

26
悪くない…むしろ良いラブコメだと思うのだけれど何か物足りない。2022/10/06

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