内容説明
クラスでのトラブルが解決し上原の遠山に対する想いは日に日に高まっていた。その2人のカンケイが進展していくことにセフレの高井は嫉妬とも憧れともいえないキモチが高まり徐々に暴走してしまって!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
83
この本はシテしらが略題なのね。そもそも最近のラノベ略すくらいなら初めから縮めればいいのに(笑) さてさて一巻が綺麗に纏まってたのでどんな内容になるかと思いきやまとめてきましたねぇ。ただ正直そこまで続刊があると思えない内容になりつつあるのかなぁと。自分自身はものすごく楽しいんだけど読者にとっては伏線を結構集めてもうネタがと感じても致し方ない内容かと…。ただあとがきでここからがスタートとも言ってたので作者側にはまだネタがあると信じたい。何度も言いますが僕はこの作品好きです。2022/10/24
芳樹
39
正直、麻里花がここまで佑希に対して思いを募らせることになるとは思いませんでした。てっきり佑希の『セフレ』である柚実が、身体の関係から始まった真剣な恋を実らせるのだと。ヒロイン二人の猛攻にフラフラと決めかねる佑希の姿にはイラッとさせられたのですが、それは年相応の未熟さによるものだろうと思えば致し方なし。最後に柚実へ放った麻里花の一言によって、この三角関係が大いに拗れることは間違いないなと感じます。胃の痛い展開になりそうですが、いっそのこと、とことんまで突き抜けて欲しいですね。続きを楽しみにしています。2022/10/02
よっち
34
クラスのトラブルが解決したことで佑希に熱烈なアプローチをかける麻里花。一方、複雑な思いでそれを眺める柚実の大学生の姉・伶奈が実家に帰ってくる第二弾。想いを募らせて朝に待ち伏せしたりお弁当を手作りしたり熱烈なアプローチをかける麻里花。一方、姉が帰ってきてこれまでの関係が維持できなくなり焦燥を募らせてゆく柚実。緊張感が高まってゆく状況を伶奈が動かしたことで、麻里花と柚実はこれまでのわだかまりを乗り越えた感はありましたけど、だからこそ三角関係に関してはどこか受け身だった佑希の決断が問われる展開になりそうですね。2022/10/01
のれん
24
セフレという関係が思春期にとってなんの得にもならない事に気づいた袖実というキャラの焦りが今作の肝。 主人公は欲にあふれながら、建前たる人間関係の距離を上手く利用する男なので、彼女の焦りは大きくなるばかりでこのままでは破綻するのは目に見えていた。 キープを繰り返すクズ少年だけでなく、彼女たちにも親身にアドバイスする怜奈という姉さんがいたおかげで青春ラブコメとして立ち回れたといえる。 身体だけの関係を踏まえた後でこんなにも初々しく恋が出来る。人間とは全く不思議なものである。2022/10/04
紅葉
17
前巻に引き続き三角関係が進んでいく本作 話の関係上仕方ないかも知れないが主人公の優柔不断さが気になりました。ついに高井との関係が発覚するが、今後の展開がどうなっていくのか気になります。2022/12/15