PARADE BOOKS<br> 服を纏った白骨

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PARADE BOOKS
服を纏った白骨

  • 著者名:川嶋秋月【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • パレード(2022/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784434308130

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内容説明

東京動物公園オオカミ放餌場で、オオカミによってバラバラに噛み砕かれた着衣の白骨遺体が見つかった。
その後、秩父地方の大橋の袂でも服を着た白骨遺体が発見される。

一方、医師免許を持つ弁理士の羽生絹は、偶然落とし主不明のボイスレコーダーを披露。そこには集団自殺に参加する自殺志願者の男女五人と、自殺志願を装って参加したルポライター、聖職者の計七名の会話が録音されていた。
自殺志願者たちは、イジメなどの辛い境遇から、そろって死後は幸せなアニメや映画の舞台に生まれ変わりたいと話す。だが聖職者が彼らの自殺を止めようと説得し、全員が自殺をやめると言い出した。
その内容を聞き、これが白骨遺体事件の被害者の会話だと推理した絹は、レコーダーに残された謎の地名「レッドマウンテンストーン」を手掛かりに、警察と協力し、医師及び弁理士の知識と並外れた推理力を駆使して次々と謎を暴いていく。
なぜ彼らは服を着せられたまま白骨と化したのか。集団自殺首謀者の目的は単なる「ほう助」か、それとも。

謎が謎を呼び、張り巡らされた伏線によって最後の黒幕が判明したとき、明かされる意外な真実、訪れる悲劇とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

30
元が乱歩賞一次通過作という事で手に取りました。白骨が服を着ている謎と、拾ったボイスレコーダの情報の絡みが、興味深く読ませます。白骨は絵的にも面白いんじゃないかなと思いました。医師と弁理士のハイブリッド探偵である事を活かした真相解明が良くできています。なるほど、弁理士ってそういう所から推理できるのか~と感心しました。拾ったのが偶然にしては、主人公に関係あるネタで、主人公界隈に必要な人物が揃っていた所がマイナスかな。あとある人の顛末が残念だったなぁ。良い人だったのに。専門的な話を読めるのは楽しかったです。2023/06/13

オオイ

4
元医師の弁理士が拾ったボイスレコーダーから 白骨死体・集団自殺の真相を刑事と共に調べる、ウ~ン ?2023/09/14

トニー

3
医師で弁理士の羽生絹が、服を着せられた状態で埋められていた白骨遺体の謎に挑む。最近増えてきた士業探偵物。 主人公の謎解きには多少強引な所もあったが、ストーリーは面白かった。特許データベースの説明がやけに詳しく図解されていた点にこだわりを感じた。2023/09/08

ぽて

3
【放餌場の狼によって噛み砕かれた着衣ありの白骨遺体が見つかった。一方、医師免許を持つが不向きの為弁理士になった絹は、ある日ペン型ボイスレコーダーを拾う。そこには集団自殺の参加者たちの会話が。警察に持ち込み捜査協力を申し出た絹だったが、中々協力依頼が来ない。レコーダーに残された情報から推理し、披露を重ね、医師ならではのツテからさらに自身が有力な協力者であることをアピールする絹。なぜ白骨化させさらに服を着せられて埋められていたのか。果たして犯人は…】感情面がもう一歩。総合的に興味深い感が強めで一気に読めた。2023/04/15

Tbshin

0
ストーリーは今まで読んだことがなくいいと思う。主人公の弁理士が捜査に加わる過程に無理があるかな。そもそも探偵ぽくない。肝心の時場面の誤字も残念だった。少しずつ時間をかけて読んだのもあり、前の部分の説明が足りず、何回も読み直さなければならなかった。作者自身の経歴もあり、特許の説明だけ図解があるが不自然な感が否めない。もっと面白くなる素材なだけに残念。2025/03/15

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