世界最悪の旅

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世界最悪の旅

  • ISBN:9784309711904

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内容説明

20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

44
表紙絵イラストは、南極点初到達を目指して帰路亡くなったスコットの墓だ。20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴る。1909年アメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に人類初到達した知らせを受けて、急遽南極点に切り替えた。電報でこの知らせを受け取ったスコット隊は驚愕。著者も“だまし討ち”という印象を持ったそうだ。単独到達ではなく二チームが目指すのならば、報道も過熱する。 2023/01/04

カツ

7
「極夜行」を読んだ流れで。南極点到達スコット隊の話。でも世界最悪の旅はそれとは別の冬の行進の方。現代とは比べものにならないであろう貧弱な装備・用具で氷点下50度の極夜を5週間もの旅。これは想像を絶する程の過酷な旅で、よくぞ生きて帰って来れたと思う。スコット隊の方も帰還途中、絶望と闘いながら刻一刻と死が迫りくるなかでの行進。最後まで毅然とした態度であったろう事は敬服に値する。読んでいて「八甲田山死の彷徨」を想い出した。2023/08/31

ポルターガイスト

5
いろいろ失敗してる本やなあーというのが偽らざる感想だが,南極点到達については全く知識がなかったので,その解像度は上げられたと思う。寒いのは嫌い。2022/12/23

dexter4620

1
1900年代初頭、南極点を目指したアムンセン・スコット2組の物語。序盤は土地勘もなく、分かりやすい地図がないため分かりづらいが、徐々に物語は急展開し、引き込まれていく。極地での苦しい旅の結末に息を呑むこと間違いなし。今は楽に南極点を目指せるらしいが、いつか訪れてみたい場所の一つです。2023/06/09

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