内容説明
吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢・フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官・クラウスに正体を暴かれてしまう。
「――お前は今夜から、俺の恋人で、婚約者だ」
一族の秘密を守る代償としてクラウスが求めたのは、フィーネを婚約者にすること。吸血鬼を憎む彼は、復讐に彼女を利用するつもりだった。
策略から始まった婚約関係だが、互いの孤独を埋めるように二人は惹かれあい……。禁断の恋はやがて、クロウ家の秘匿された真実に辿り着く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官クラウスに正体を暴かれてしまう偽りの婚約から始まる許されない恋の物語。吸血鬼を憎み、復讐にフィーネを利用するつもりで、一族の秘密を守る代償として彼女を婚約者としたクラウス。互いの孤独を埋めるように惹かれ合う二人、そしてフィーネを束縛し偏執的な愛情を向ける兄のノア。ふとしたきっかけから封印されていた記憶が紐解かれて、複雑に絡み合う何とも皮肉な三人の構図がじわじわと効いてくる普通に重いその結末が著者さんらしい物語でした。2022/09/26
よっしー
30
これは…登録漏れでの再読かな。最初から見覚えのある流れ、でも登録してないし…とのことでとりあえず読了まではしましたが(笑 とりあえず、ノアの執着が異様で怖かったです。その束縛から逃れたフィーネには拍手を送りたくなる反面、ノアの幼少期からの事を思うとモヤモヤも残ります。人の気持ちって難しいですよね。2024/01/09
MATSU
25
初読みの作家さん。吸血鬼の令嬢とその令嬢の兄に復讐をしようと近付く神官。最初フィーネと兄のノアの関係が近過ぎて怖いと思っていたけど、まぁ最後まで読んだらそうかぁと。ノアが最初から最後まで痛々しかった。フィーネとクラウスは幸せになってほしいね。2025/06/23
チロ子
21
吸血鬼のヒロインと、復讐を誓う神官。素敵な表紙。これは買っちゃう!😏 素敵なキャラで続きが気になり一気読み! ラストもっと盛り上げて欲しかったなー。 ぜひ続きを!!2人のその後見たい!!2022/10/29
みゆ
10
むむむ。。。これは、ハピエンなのかな??うーん、最後というか最初からずっーと、お兄ちゃんにもっていかれて過ぎてて(笑)最後の思い出されたお兄ちゃんのセリフが切ない、切ない。。。お兄ちゃんのハピエンがあってもいいじゃないか?!と、思いました(笑)2025/01/03
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