河出文庫<br> ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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河出文庫
ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

  • ISBN:9784309467580

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内容説明

ついに待望の文庫版登場! 世界的ベストセラー『サピエンス全史』に続いて著者が放つ「衝撃の未来」。カズオ・イシグロ、ビル・ゲイツ、ダニエル・カーネマンが絶賛する面白さと深い考察。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

83
「我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる」という主張。これだけだと、下手すると軽薄な内容に思われかねないが、サピエンスならではの能力として、大勢が柔軟に協力することを挙げる。その能力は虚構に支えられていると説く。2022/10/05

優希

55
人間の未来について述べています。コロナ、パンデミック、ウクライナ侵攻といった出来事を含め、既に私たちは未来へと歩んでいるのですね。未来に起こることを歴史から解き明かすのが興味深かったです。私たちはどこにいてどこに向かうのか、下巻も読みます。2023/12/15

フム

47
初版は2016年、文庫化されたのを機に購入した。コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻を経た今となっては、それ以前に書かれた本書が楽観的な調子に思えてしまうのはやむを得ない。科学の知識とグローバルな協力の上に築かれた世界秩序が脆く崩れ去るのを私たちは体験してしまった。著者自身も文庫本後書きでその事を書いている。地球環境の危機、AIやバイオテクノジーなど技術の進化の先に待つ未来は天国か地獄か、私たち人間は賢明な選択ができるのか、著者の警告することに耳を傾け考えていきたい、下巻へ。2023/03/31

inami

42
◉読書 ★3.5 2年半ほど前に読んだ『サピエンス全史(上・下)』では、我々が信じている国家や貨幣、人権・平等さえも「虚構」であると解いていたのには・・驚きとなるほどが半々だった。本書では、飢饉や疫病や戦争が減ってきている今、人類が取り組むべきことのリスト(課題)は、人間の不死と至福を追い求めることに入れ替わり、今度は人間を神にグレードアップし、ホモ・デウスに変えることを目指すだろうと。そしてその取りうる道は、生物工学、サイボーグ工学、非有機的な生き物を生み出す工学の三つのいずれかでは・・下巻はどうなる?2023/04/07

金吾

34
人類の未来へのアプローチが書かれています。自分では考えたことのない話なので、わからない部分もありながら面白かったです。神へのアップグレードや共同主観の話は良かったです。 2023/12/19

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