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内容説明
【あらすじ】
両親を亡くした少年・橘 夏樹(たちばな・なつき)は、
スペイン人の叔母・アルバとともに暮らすため、
古都・グラナダに引っ越してきた。
街に鏤められた柘榴のモチーフを探したり、
モスクを改築した大聖堂を訪れたり、
アラブ人街でプレゼントを探したり――。
アンダルシアの夏が、夏樹の心を輝かせ、弾ませる!
日本から1万1000キロメートル離れた異国にて。
少年は、
自分なりの生き方を見つけていく。
【舞台となる都市・グラナダとは?】
スペイン南部・アンダルシア州にある観光都市。
長い歴史を誇り、かつてはナスル朝グラナダ王国の首都でもあった。
今なお白い石壁の建築が残る旧市街地区や、
スペインルネサンス建築の傑作とも呼ばれるカテドラル(大聖堂)など、
異国情緒あふれる街並が魅力。
【作家情報】
福浪優子(ふくなみ・ゆうこ)
ハルタ・コミックグランプリ出身。2019年秋「ノウゼンカズラの家」でデビュー。
やわらかい筆致と美しい画面作りを武器に、日常の煌めく一瞬を切り取る。
本作『あかねさす柘榴の都』が初連載作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真朝
10
スペインでの生活に少しづつ慣れていって学校にも通って友達っぽい人も出来て安心。日本にも彼の事を心配してくれてる友達がいたのも嬉しかった。 2023/01/22
半熟タマゴ@コミック
5
異国の地が少しずつ自分の街へと馴染んでいく。夏樹は新しい環境にも自然と溶けこんでいってるように感じる。温かくゆったりとした街の雰囲気にほっとします。2022/12/28
なが
5
大聖堂から出て「あんな建物が なんでもないみたいな顔して 街に紛れてるんだな」の台詞、素晴らしい。2022/09/19
へへろ~本舗
5
すごく丁寧に描かれている一コマ一コマに感心。日常生活だけど異国の事が書かれていて面白い。2022/09/20
こまいぬ
3
ナツの学校がはじまる。お客さんから徐々に自分のまちになっていく感じがいい。あと、かわいそう気の毒はつい思ったり言ったりしがち。属性じゃなくてその人として接することの難しさ。親切自体に罪はないしなあ。神様を信じていなくても、しみついてる習慣や特別な場所ってあるなあと思うなど。2022/09/16