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内容説明
発表のたびに大反響を呼んだ鬼才・冬虫カイコの傑作短編作品が待望の単行本化!!!
田舎の閉塞感や息苦しさを描き話題となった「帰郷」をはじめ、女友達との嫉妬と友情、かわいいという言葉への拒否感など、誰しも一度は抱えたことのある心の痛みや苦味を鮮烈に描いた珠玉の短編6作品で織りなされる初商業作品集!!
完全新作短編「刺青」に加え、「帰郷」のエピローグを描き下ろしで収録した200ページ超えの大ボリュームでお届け!
<収録作品>
■帰郷
■美術部のふたり
■きずあとに花
■刺青
電子版限定特典としてイラスト付き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
11
7編収録。togetterで見た「古典教師と高校3年生の春になるまでの話」が面白かったので手に取りました。この本には「きずあとに花 第2話 ふたりの色目」というタイトルで収録されています。〝かわいい”という言葉が好きではない古典教師が、たまたま服装指導することになった生徒が 紫苑という名前だったことから、その言葉の意味する色の組み合わせについて教えた事から交流が始まって…という話。交流によって、2人とも変化していく様が良かったです。収録されている話の中では 一番好みです(続く2024/05/14
しぐ
7
ツイッターで流れてきた古典の先生と生徒の話を見て、気になったから購入。全部が全部いい終わり方をするわけじゃないのが人生って感じがして苦かった。やっぱり古典の先生の話が1番好きだったなぁ。お互いの名前にかけたやり取りをするのがあたたかい。自分の時にもこんな先生いてくれたらよかったのにな…。2022/09/01
かながわ
6
名前の付いていない感情 でもみんな知っている感情を見せてくれるのは本の得意分野だと思っててまさにコレ。私は誰だろう。2023/04/22
杳
5
古典の先生の話以外、後口が苦いというか渋いというか……気分落ち込む終わりが多いのだけど、実際の学生時代にこんな感じの経験したり、こんな風に考えてたことって、あったよね……と、回顧、でした。2022/09/01
まめむめも
4
初読。教えてもらった本。すごく良かった。楽しいものではなかったけど。2022/09/30