講談社ラノベ文庫<br> 勇者と呼ばれた後に ―そして無双男は家族を創る―

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講談社ラノベ文庫
勇者と呼ばれた後に ―そして無双男は家族を創る―

  • 著者名:空埜一樹【著】/さなだケイスイ【イラスト】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2022/08発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065291085

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内容説明

――これは、後日譚。魔王を倒した勇者の物語。
第13回講談社ラノベ文庫新人賞作。

 人間と魔族が争う世界――圧倒的な力を持つ魔王の率いる魔王軍を壊滅させたのは、たったひとりの勇者、ロイドという男だった。
 魔王から神に近いとまで言われた力を持つロイドは戦後、王により辺境の地の領主を命じられ、遠ざけられた。さらにその地に棲む皇帝竜の討伐も頼まれたロイドは、着任早々に向かい倒してしまう。
 しかし敗れた竜は、美しい女性に変化し、ロイドの伴侶になることに!? さらに過激派組織で【災厄の魔女】と呼ばれていた少女、ソフィアを、偶然に出会った魔王の娘、アリスすら義理の娘にしてしまう。
 これは最強の勇者と呼ばれながらも自分自身の価値を見つけられなかったロイドが「家族」を見つける物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっさん

20
★ 講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞作。 タイトルや表示に惹かれて購入した作品でしたが、正直求めていたものとやや異なる雰囲気の作品で私にはあまりハマりませんでした。 設定や世界観は想像通りのもので、魔王を倒した後の世界で勇者と呼ばれる男が家族(美少女)を作っていく〜というハーレム物でした。なら何が合わなかったのかというと、全体的な設定の薄さに何故か刺さらないヒロインの面々、そして力を得る実験の代償で感情を殆ど見せない勇者のキャラクターとしての魅力のなさなどが原因だったのかなと。ハーレム物としてはラブコ→2022/09/14

リク@ぼっち党員

9
新人賞受賞中堅作家なだけあって手堅くまとまった作品。空埜さんの描く家族モノはやはり安定してるなと。魔王をも超える力を持った勇者のその後。個人的には破壊神を破壊した男を思い出した。ロイドはエンドロールのその後に素敵な出会いに巡り会えてよかった。家族っていうのは一方的に支えるだけじゃなくて、支え合うもの。これからはもっと妻と娘に頼って、昔の心を取り戻していけるといいな。2022/09/06

真白優樹

8
魔族と人間が相争う世界で、魔王軍を単独で壊滅させた勇者が強大な魔物の住まう辺境の領地を渡され始まる物語。―――力の空虚な器に愛が満ちる時、力は新たな一歩を迎える。 空っぽで無感情だった勇者が、家族を得る中で愛を知り大切なものを取り戻していく物語であり、心を埋めるような家族愛が優しい、心温まる愛がある物語である。たとえ危険と判断されても、家族だけは渡せない。そして守るべきものがあるのなら、人は何処までも強くなれる。これから先、勇者はどんな家族を作っていくのだろうか。 その先を読んでみたい次第である。2022/09/04

nawade

6
★★★☆☆ 第13回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞作。デビューしてから14年以上経っているベテラン作家が新人賞受賞とかあり?世界を救った後の勇者のアフターストーリー。実験により過大な力と引き換えに喜怒哀楽の感情を失ってしまった勇者、その力を恐れた王からの無理難題をいとも簡単にこなし、家族を増やし、幸せの形を取り戻していく勇者の物語。ソフィアが本当に良い子で癒やされた。2022/09/01

5
講談社ラノベ文庫作品を久しぶりに読んでちょっと方向性が変わったのかなあと思って読み進めたら、やっぱり講談社ラノベ文庫だよ余計なことしやがったって思いました。なんでしょうかねえ、そこに入り込めないのがわからないし、それ以前に対立勢力を小物として描き過ぎているのはどうなんですかね? 締まった話が流行りではないのはわかるのだけれども、格好をつけられるなら格好をつけても良いのではないでしょうかねえ。講談社ラノベ文庫は相性が悪いレーベルに変わりない。2023/01/25

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