内容説明
大学などの授業でも取り上げられるリベラルアーツ。だが、真のリベラルアーツとは、その歴史をひもとけば、授業で教えられる教養のようなものではなく、より深い「遊び」の精神であるという。本書は、リベラルアーツの本質を個人個人がどのように活かし、生きやすい未来へつなげていくべきか、その方針を提案する、まったく新しいリベラルアーツ本。
目次
第1部 リベラルアーツを知る
序章 リベラルアーツは「無用の用」である
第1章 リベラルアーツの源流1 古代ギリシャの「四科」
第2章 リベラルアーツの源流2 古代中国の「六芸」
第3章 日本にやってきた西洋のリベラルアーツ
第4章 「リベラル」と「アート」を解剖する1 リベラル編
第5章 「リベラル」と「アート」を解剖する2 アート編
第2部 リベラルアーツを遊ぶ
第6章 「遊ぶためのわざ」とは何か?
第7章 いかに人生を遊びつづけるか1 江戸に遊ぶ編
第8章 いかに人生を遊びつづけるか2 実践編
第9章 いかに人生を遊びつづけるか3 仕事編
第10章 リベラルアーツを体得する極意
第3部 リベラルアーツを活かす
第11章 未来をつくるために1 芸術を文化にする
第12章 未来をつくるために2 「教養」から「共養」の時代へ
第13章 未来をつくるために3 これからの公共は、市民の手でつくる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥
10
浦久俊彦さん著の「リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる」を読み終えました。リベラルアーツといえば、一般教養を指すことが多いですが、本書はその先をゆきます。リベラルは「自由」と訳されますが、本書では流されることなく、自ら考え、行動し、道を切り開くという意の「遊」という訳を与えています。それと、アートの語源である「技術」をあわせて、リベラルアーツを「遊ぶためのわざ」と訳しています。人生を遊ぶために、知ること、観ること、読むこと、考えることを楽しみにながら行うことが必要だと著者はいいます。2025/06/15
ユウユウ
3
「本」と「リベラル」の語源は同じ!2025/09/08
のせち
2
教養ビジネス・出世や研究成果のための教養は意味は無いという意見には賛成できる。また、p189で「読むこと」について語られているが、これにも同意できる。ただ、よくある教養を謳う書籍と似た点や引用ができていないと思われる部分もある。第十二章で教えない教育についてスポットが当てられていたが、何を教えなければならないのかを議論することは教育者や大人の義務だと思う。第十三章については、自分の知らない視点があったり著者の実際のプロジェクト等が書いていたりと、興味深かった。2023/02/11
hinotake0117
2
リベラルアーツを「遊ぶためのわざ」ととらえ、どうそれを自分のものにしていくのかを語る。 知る、観る、読む、考える。 人生を旅し、人のために遊べるレベルを目指してみる。 教養を「共」養に。 https://t.co/A6LSbkDLmI2022/08/18
oooともろー
2
近代合理主義、資本主義の限界。教養ではないリベラルアーツ。人生を遊ぶわざ。仕事と遊びの一体化。より良く生きるために。2022/08/09
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