内容説明
伯爵の息子リュカは今日も夜中にこっそり料理の研究中。
この世界に生まれる前は21世紀の日本に生きていた高校生で、食べることと料理が何よりも好きだった。
記憶がはっきりしているわけではないのだが、無性に美味しいものが食べたいという衝動のもとに行動してしまうのは今世でも変わらない。
領地の貧しい人たちのため、固い肉をなんとかできないかと試行錯誤しているのだ。
そんな時、思い出すのは前世の妹あすかのこと。
食べることが大好きで、何かと料理のアイデアをくれていた。
もう会えないと思っていたのだが、生まれてきたリュカの妹はーー!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
12
料理好きの少年が異世界に転生し、記憶にある味によく似た食材でおいしい料理を作り上げて大好評。生まれた妹も、前世の妹が記憶ごと転生したようで…。この妹が、成長が早すぎて残念でした。もうちょっと会話が上手く成り立たない焦ったさとか、乳幼児期を見せてくれてもよかったです。それと、「似てる」を信じて調理して食べるの、怖いなあと思っちゃうんですが、考えすぎですかね。鑑定能力は都合良すぎると常々思ってましたが、なきゃないでこんなにスリリングなんだなあ。2023/08/14
へへろ~本舗
2
異世界で工夫して料理を作る話、好きです。これはまた次の巻がありそう。2022/04/21
fap
1
貴族社会が形成されているならば100年は継続しているだろう。 それにしては食文化が未発達すぎる。 乳幼児に固形物を与えてはいかん、 結婚詐欺の下り説明不足、 それでうま味調味料の代用になるのか、 などなど、ところどころで描写が省略されている。 作者の描写したい箇所と読者が読みたい箇所がずれている感じ。 2022/10/28
やん
1
なんかついていけなかったかも。登場人物も食材も料理もストーリーも異世界でつかめなかった。グルメの数も沢山あったはずだし説明もあったけどすんなりと理解出来なかった。ラノベ文庫なのに読むの大変だったな。つまらなくはなさそうだけどなんかおもしろくないというのかこの文章がいまひとつなのか。なんとか読み終えたという感想ですね。▷2022/09/11
七辻
0
Kindleunlimited2024/01/02