創元推理文庫<br> サスペンス作家が人をうまく殺すには

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創元推理文庫
サスペンス作家が人をうまく殺すには

  • 著者名:エル・コシマノ【著】/辻早苗【訳】
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • 東京創元社(2022/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488180034

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内容説明

売れない作家フィンレイの朝は、爆発状態だ。大騒ぎする幼い子どもたち、請求書の山、撒き散らされたコーヒーの粉。もう、だれでもいいから人を殺したい気分――とはいえ、本当に殺人の依頼が舞い込むとは! レストランで執筆中の小説の打ち合わせをしていたフィンレイは、隣席の女性から男の名前と5万ドルと書かれたメモを渡される。話の内容とマザーバッグのなかの血のついたタオルと包丁のせいで、殺し屋と勘違いされたらしい。依頼を断ろうとするが、本物の死体に遭遇して……。予想外の展開で一気読み必至! 本国で話題沸騰のサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

77
大騒ぎのミステリ。4歳と2歳の子どもを抱えたシングルマザーのフィンレイの朝から始まる。それだけでもう大変、あるあるだわぁ〜とニタニタ。さらに金欠、離婚紛争中、安定しない作家業。ある日、殺し屋に間違われたところから思いがけない方向に走りだす毎日。疑問もつくがそこはもうフィクションだと割り切って一緒に走り出したらノンストップ。ドタバタストーリーだが最後まで先が見えないので飽きない。登場人物が個性的、恋愛要素もあり。シリーズや受賞作が多数刊行された秋に出たノーマーク作品だが確かに面白かった。2022/10/27

ひらちゃん

63
売れない作家のフィンレイ。元夫に浮気され親権も危うい。朝からのドタバタに加え、エージェントとの打合せ中にまさかの誤解で殺し屋に間違われ…。ここまででももう既にありえない状況なのに、次々と起こる難題。全てがいいように転がっていったのか悪かったのか訳が分からないけど、終わりよければすべてよし、かなぁ。あ、終わりにもハプニングが!これが次作へのプロローグになるのかな。それにしても子持ちのフィン、モテすぎです。2023/08/25

うまる

37
誰でもいいから殺りたい気分の時に舞い込んだホントの殺人依頼!なんとかしなきゃと頑張っているのに、どんどん悪い状況になるのが面白かったです。終盤の農場シーンに至っては、嘘だろおいって言いたくなりましたよ。死体の処理とか体の疲れ具合とか、細かい描写がよくできているので、ありえないコメディのはずなのに、妙に現実感があるのが凄いです。こういう場合に備えて、シャワーカーテンの事は覚えておこうと思いました。最後のはネタかと思ったら、ちゃんと続編が出るなんて!しかも本国では3冊目発売とは。楽しみがまた増えました♪2022/11/04

しゃお

34
可笑しくて何度もニヤニヤしながら一気読みの巻き込まれ型サスペンス。バツイチで二人の子持ちの売れないロマサス作家のフィンレイ。殺し屋と間違えられて依頼を断ろうとするも「好奇心は猫をも殺す」でターゲットを偵察に行った事からあれよあれよ事態が転がってしまう様子が実に楽しく、しかも予想を裏切るような展開を見せるため、先へ先をと読みたくなります。親権争い中の元夫とその婚約者、思いがけない共犯者、魅力的な男性とのロマンスの予感など魅力的な要素も満載。一難去ってまた一難、ツイストする展開が楽し過ぎ!続編、待ってます!!2022/10/23

27
面白い♪これは、楽しいシリーズになりそうです(^_−)−☆勘違いから殺し屋と思われ、結果的には任務遂行と思われたのも、ある意味勘違いかも。元オットとその彼女以外、キャラもいいです。オススメします。2023/01/08

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