内容説明
シャマニズムに関する調査研究の蓄積を集約し、北方ユーラシア諸民族の世界観を描き出す、シベリアの『金枝篇』。日本についても言及。第2巻はいよいよシャマンの生きた実像に近づく。全2巻完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィクトリー
3
2巻で扱われているのは、供養祭、死者の世界、死者と生者の関係、自然の主たち、狩猟儀礼、シャマン、供儀と供儀祭。最も多く扱われているのがシャマンについて。その中で、シャマンになる素質が、ある種の病気的なものであると言うのが興味深い。突発的に訪れる倦怠、失神、忘我、うわごと、また、人を避けるようになり山や森にこもりがちになる、と言うのがそうらしい。こういう症状もシャマンする(忘我状態で巫儀を行うことか?)と楽になるようで、シャマンにならなければ、病気が悪化するか、早死にするか、と言われているようだ。2014/09/23
Kaname Funakoshi
1
アルタイ系諸民族の世界観であるシャマニズムの魔術師、シャマン(アクセントは「マ」)の仕事。シャマンの仕事はシャマンすること。魂と対話する能力を持つ人がどのように祭を行うかを概説している。20世紀前半までの貴重な記録らしい2022/11/25
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