内容説明
巡礼者の模範的な旅行案内、イスラーム巡礼紀行文学の祖型となった古典的書物。第2巻はメッカに滞在して巡礼大祭に参加、メディナを経てバグダード、マウスィルを訪れる。全3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドウ
3
暫くメッカに滞在、様々な説教者の話を聴いたり巡礼者たちを観察したりしつつ、霊験あらたかな(という言い方をすると語弊しかないが)メッカ近郊の聖地を巡る。メッカを出るとメディナを通ってイラクはクーファへ。とうに政治の実権を失って久しいアッバース朝カリフの住まうバグダードの描き方や、メディナからイラクへ向かう道中の描写が興味深い。風景や街並みを語る時も基準はそこで出会う人である。単調にも思えるが、実は人との偶然の出会いこそが旅の醍醐味であり、旅の思い出を心に深く刻むのだと気づかされる。2018/12/16
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