内容説明
幕末に来日,横浜で「ジャパン・ヘラルド」をはじめ新聞事業を次々に手がけたイギリス人記者ブラックによる幕末・維新の記録。横浜と江戸を中心に,近代化への夜明けを迎えた若い日本を描く。最終第3巻は,1868年(明治元年)から1877年(明治10年),西郷の「反乱」の終結まで。巻末に総索引
感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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大久保一蔵(利通)は、外国人を、 日本の敵ではなく、友人にしなければ ならないことを覚った(23頁下段)。 国際協調路線。 多文化共生社会。 軍縮。平和。 ブリュナ氏と富岡製糸場。 1871年、上野に製糸工場 を創設することとなった(139頁下段)。 世界遺産への礎。 日本は今のところまだ独創力が あるとは申せません。 しかし、先進諸国の歴史から 教えられ、その経験を師範として、 その長所を学び、短所を避けて、 実用知識を働かせることを目ざして おります(184頁下段)。 2014/06/12