内容説明
古い国家の羈絆から解き放たれ、自らの運命に生きはじめた孤独な生活者たち。彼ら「士人」は体制への埋没を拒否し、自然の情感に沿って天の道に合しようとした。「天道是なるか非なるか」と厳しく問うことによる文学精神の成立から、現実を避けて桃源郷を求める創作詩にまでいたる、文化の道筋を探る。斬新で美しい論の展開、すべてを網羅した知識、知的興奮が味わえる白川静の世界へようこそ。 469ページ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
春秋戦国時代には、巫祝集団が祭祀を行う古代共同体と自然に根ざした宇宙観が葬られ、その後人々の運命が神なき世界で展開する『史記』が生まれた、と著者は捉える。一方、地方の有力者である「士人」は漢までその共同性を内面化しながら帝国の勢力を保つ。その中で、帝国のシステムから出て神仙の道に傾倒する竹林の七賢の阮籍のような者が孤独を「文学」に吹き込み、漢の崩壊によって没落した「士人」階級出身の陶淵明は田園の生活を謡う。彼の死後百年を経て科挙が始まり、皇帝統治の官僚政治が強化される。本書は、この流れの周縁に倭国を置く。2020/12/17
大臣ぐサン
2
だめだぁ。中身が全然入ってこない。2020/06/21
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