縮小ニッポンの再興戦略(マガジンハウス新書)

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縮小ニッポンの再興戦略(マガジンハウス新書)

  • 著者名:加谷珪一【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • マガジンハウス(2022/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784838775071

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内容説明

給料は下がるのに、物価は上がる――
「最悪の未来」(スタグフレーション)を回避するため、
日本はいま、何をするべきなのか?

コメンテーターとして、テレビ・ラジオに引っ張りだこの著者が、
「日本経済を復活させる」唯一の方法を初めて明かす!

本書では、多くの日本人が衝撃を受けるであろう真実を提示しています。
それは「日本の高度経済成長は単なる偶然だった」ということ――。
私たちはこの”間違った成功体験”に固執しすぎるあまり、
沈みゆく経済を前にしても、効果的な対策を講じられなかったわけです。
日本経済に対して正しい認識を持てば、
自ずと「経済復活の処方箋」が見えてくるのです。 ――著者

【目次・内容例】
第1章 日本は「経済政策」では復活しない
・結局、どの政権でも「低成長」
・「現役世代の消費低迷」という大問題
・「新しい資本主義」も期待できない
……
第2章 高度成長は“単なる偶然”だった
・中国の失敗による「ライバル不在」
・日本は「輸出+消費」のハイブリッド
・「政府に頼らない産業ばかりが生き残る」という皮肉
……
第3章 IT拒否社会ニッポン
・なぜ、日本でイノベーションが生まれないのか?
・「IT化の遅れ」が経済衰退のきっかけ
・「組織文化」がIT化を妨げる
……
第4章 日本は製造業大国ドイツになれるのか?
・半完成品を売る日本、最終製品を売るドイツ
・日米貿易摩擦で日本が見せた驚くべき反応
・ドイツの巧みな外交戦略
……
第5章 経済成長のエンジンとしての「消費」
・「円安がメリット」の時代は終わった
・「将来が不安」だと人はお金を貯め込む
・異質な「人件費削減策」がもたらしたもの
……
第6章日本が成長する唯一の方法
・世界はブロック経済に向けて動き出している
・輸出立国を続けるには中国に従うしかない
・「1億人の国内消費」を喚起するのがもっとも効率的
……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

52
調べ物のついでで。経済評論家の加谷さんは元々は工学部原子核工学科卒業だそうで、理論的な分析に肯かされた。過去の経済政策はいずれも経済発展を促すものではなく、高度経済成長は朝鮮特需による大量のドル獲得と毛沢東の大躍進政策失敗と文化大革命による中国の工業化の遅れによるライバル不在によってもたらされたもの、近年の低成長は経済政策の失敗ではなく世界のIT化の波に日本企業が対応しようとしなかったからと説かれる。国力の低下から目を背けることなく対応するには政府は国民の将来への不安を払拭することが優先課題だと感じた。2024/01/10

人間万事塞翁が馬

5
大寒波がやってくると、どのニュースも警戒を呼び掛け『不要不急の外出は避けましょう』とのこと。ではお休みしても良いでしょうか(はい、ダメです。休めません)。 早く暑い夏がやってこないでしょうか。かき氷とタンクトップが待ち遠しいです。考えたら寒くなってきました。 『縮小ニッポンの再興戦略』日本経済が今の状況から抜け出すには個人消費の拡大が必要だとか、そして政府の経済政策で景気が良くなると考えるのは幻想とのこと。 先日、まあまあ最新の洗濯機を買い、うちの家計も寒い状況です。ユニクロみたいに給料上がらないかな。 2023/01/25

AM

1
こんなに素晴らしい内容なのに僅か17登録しかされていないことに驚愕。リアルな現状分析と処方箋。非常に参考になる一冊です。2023/09/17

太陽

0
良書。2023/04/03

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