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内容説明
感情のない少年“うつほ”、貴族の息子・光蔭、そして秘密を抱える少女・とわ。3人の出会いから、1000年続く物語が始まる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
23
舞台&映画化の同時進行プロジェクトと帯にあった。千年ほど昔、ある人魚が愛する男に自らの魂を渡して死ぬ、人魚の血肉(魂も?)は不老不死をもたらすという。魂を失った人魚を探す、永遠の命を持つ男。彼、草介は孤児であり、何故か喜怒哀楽を持たず、身体の真ん中に穴が空いて灰色の箱の中から外を覗いているみたいな、虚ろな眼をしていた。死んでも死んでも繰り返される輪廻の呪。エピローグとして少し冗長な展開な感はあるけれど、登場人物の立ち位置やタイトルと物語の関連性を理解するために必要なのだろう。不思議な世界観。2022/10/15