内容説明
2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が再タッグ! 癒しの青い水彩画と心震わせる物語を収録した、世にも美しいアート×ショート・ショート。心が疲れたと感じるとき、嬉しいことがあったとき、現状を変えるきっかけが欲しいとき……。そんなときは、美しい絵画と言葉を味わいながら、ゆっくり自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアートから受けるインスピレーションをもとに、ハートフル小説の旗手・青山美智子氏が短い物語を綴った特別な作品集。読む人によっても、読むタイミングによっても、まったく違う景色を見せてくれる本書の中には、今のあなただけが受け取れる、何かのヒントが詰まっているかも。大切な人への贈り物にもぴったりな珠玉の一冊です。 【目次】●遠くて近い未来のあなたへ ●紡ぐ言葉 ●調和への試み ●雨の日に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
437
先日読んだ『月の立つ林で』が好かったので、気になっていた『赤と青とエスキース』のスピンオフ的なアート×ショート・ショート2作を読みました。青山 美智子、4作目です。 まずは💙ブルーの『マイ・プレゼント』、ショート・ショートと言うよりも、散文でラブレターのような雰囲気でした。続いて❤レッドの『ユア・プレゼント』へ。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85223-22023/01/12
しんごろ
361
青という色の成せる技なのか、全てのショートショートから、想いが伝わるような作品だった。ショートショートというよりはポエムのような感じではあるが、喜び、もどかしさ、切なさ、優しさ、とにかくいろいろなら感情のような表現が見事に水彩画と融合してた。読んでて『赤と青とエスキース』も思い出すが、鈴木祥子の“言葉”という歌も思いだした。鈴木祥子の『HOURGLASS』を久しぶりに聴きたくなった。2022/08/07
けんとまん1007
280
マイ・プレゼント。そういう意味が籠められているんだなあ~。少しだけ、上を向いてみてはいかがですか・・・と、問いかけられているような言葉たち。U-kuさんの絵の色合い・タッチと相まって、そんな言葉たちが、言の葉になり、言霊になって、じんわりと伝わってくる。今日も、新しい一日が始まる。2022/09/28
ムーミン
261
言葉と絵のハーモニーが見事。仕事に追われていない時間的なゆとりのあるときにもう一度ゆっくり味わいたいと思います。2022/10/22
Karl Heintz Schneider
254
いつもの青山さんのつもりで読むと面食らうことになるかも知れない。これは何と言うか・・・絵本と言うか、詩集と言うか、かと思えばエッセイ的な部分もありつつ、小説の中の一節に出てくるようなドキッとする言葉が出てきたり。ページをめくるたびにテーマも文体も違っていて、文章量もページ数も少ないので、あっという間に読み終えてしまう。「人生は一度きりってよく言うけれど、私は何度でもあるって思うの。どこからでも、どんなふうにでも新しく始めることができるって。」一番心に残った、この言葉は「エスキース」のテーマでもあった。2022/09/03
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