内容説明
季節の星座や惑星など、果てしない宇宙の話を国立天文台上席教授・副台長が監修。さらにサン=テグジュペリ、宮沢 賢治、中原中也などの星にまつわる文学や、ゴッホやミレー、 ターナーなどの星のアート作品も紹介。ページを繰れば“想像の力で宇宙に旅立てる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
119
お得な一冊です。季節ごとに、有名な星座の説明と、その星座にまつわる神話を紹介する他、天体の写真、星に関わる文学(小説、詩、短歌など)や、絵画も掲載されています。星に関して、様々な側面からアプローチしているので読んでて楽しい。内容も本の大きさもコンパクトです。夜空の魅力を知るには、取っ掛かりとしては、とてもいい本だと思いました。2023/04/21
毒兎真暗ミサ【副長】
33
シリウス、ペテルギウス、プロキオン。冬の大三角形が私たちを照らす夜の静寂。春夏秋の星を経て。冬の頁で指が止まるのは、その美しさを伝えたいから。中也や賢治の詩と共に。ミレーやルソーの絵と共に。色んなところの星たちを、水平思考にとらえた写真星群。散りばめられたその輝きがテカポ湖の羊飼いの教会を包み込む。水星、木星、海王星を散歩するように。この一冊を古びた皮の鞄に忍ばせて。ひっそり隠れて開いてみよう。異国の空を旅するような、満天の星が心にひろがる。2023/12/03
MOTO
11
うっかりしてると、魂が体から逃げてしまいそうになる満天の星空本。世界各地の星空絶景写真だけじゃなく、文学や絵画、神話や宇宙の知識など時間無制限で遊び回りたくなる居心地いい本だった。2022/10/04
takakomama
10
文庫本サイズの小さな本。星座の物語はロマンチックで、月齢の呼び名は風情があります。星空の絶景が見られる場所、文学や絵画の中の星なども紹介しています。子供の頃、能登半島の海辺で見た満天の星は、プラネタリウムのようでした。中秋の名月にはお月見しようと思います。2022/09/03
えつ
8
Kindle Unlimitedにて。季節ごとに見える星座の説明があったり、綺麗な星の写真が載っていたり。さらには宮沢賢治や中原中也、萩原朔太郎などの作品が載っていたり、短歌が載っていたりと星にまつわる色々なことを楽しめる1冊でした。星の写真はずーっと見ていても飽きないくらい美しかった。萩原朔太郎は地元の詩人だけど、あれ?そういえば読んだことなくない???と。今度、読んでみよーって思えました。2024/04/17