岩波文庫<br> エピクテトス 人生談義 上

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岩波文庫
エピクテトス 人生談義 上

  • 著者名:國方栄二
  • 価格 ¥1,353(本体¥1,230)
  • 岩波書店(2022/07発売)
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  • ISBN:9784003360835

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内容説明

「君は私の足を縛るだろう.だが,私の意志はゼウスだって支配することはできない」.ローマ帝国に生きた奴隷出身の哲人エピクテトスは,精神の自由を求め,何ものにも動じない強い生き方を貫いた.幸福に生きる条件を真摯に探るストア派哲学者の姿が,弟子による筆録から浮かび上がる.上巻は『語録』第一・二巻を収録.(全二冊)

目次

凡例
『語録』
冒頭の挨拶状
第一巻
第一章 われわれの力の及ぶものとわれわれの力の及ばないもの
第二章 どのようにして人はあらゆる場合に人格にかなったことを保持することができるのか
第三章 神が人間の父であるということから,どのようなことが結果するのか
第四章 進歩について
第五章 アカデメイア派に対して
第六章 摂理について
第七章 転換論法,仮定論法,および同類のものの使用について
第八章 能力は教育のない者には安全でないこと
第九章 われわれが神と同族であることから,人はどのような結論に到達するのか
第一〇章 ローマで立身出世のために忙しかった人びとへ
第一一章 愛情について
第一二章 心の満足について
第一三章 どうすれば神々に気に入られるようにそれぞれの行動ができるのか
第一四章 神々はすべての人間を見守っていること
第一五章 哲学は何を約束するのか
第一六章 摂理について
第一七章 論理学が必要なものであること
第一八章 間違っている人に腹を立てるべきでないこと
第一九章 僭主に対してはいかなる態度をとるべきか
第二〇章 理性はいかにして自分自身を考察するのかについて
第二一章 驚嘆されることを好む人たちに対して
第二二章 先取観念について
第二三章 エピクロスに対して
第二四章 困難な状況に対してどのように挑むべきか
第二五章 同じ問題について
第二六章 生きるための法則は何か
第二七章 どれだけの種類の心像が生じ,これに対してさしあたってどんな救助法をとるべきか
第二八章 人びとに対して怒るべきではないこと,そして,人びとの間では何が小事で何が大事か
第二九章 不屈の精神について
第三〇章 困難な状況にいかに対処すべきか
第二巻
第一章 大胆であることと用心することは矛盾しないこと
第二章 心の平静について
第三章 哲学者を推薦する人びとに対して
第四章 かつて姦通罪で捕まったことのある人に対して
第五章 いかにして高邁な心と細心さは両立するか
第六章 善悪と無関係なこと
第七章 どのように占うべきか
第八章 善の本質について
第九章 われわれは人間の務つとめをはたすことができないのに,哲学者の務めを引き受けていること
第一〇章 いかにしていろいろな呼称から義務を見出すことができるか
第一一章 哲学の始めは何であるか
第一二章 問答することについて
第一三章 不安を抱くことについて
第一四章 ナソに対して
第一五章 決めたことを頑固に守り通そうとする人びとに対して
第一六章 われわれは善悪に関する教説を実行する練習をしていないこと
第一七章 どのように先取観念を個々の場合に適合させるべきか
第一八章 いかにして心像と戦うべきか
第一九章 哲学者たちの教説をただ言葉だけで取り上げる人びとに対して
第二〇章 エピクロス派とアカデメイア派に対して
第二一章 首尾一貫しないことについて
第二二章 友愛について
第二三章 語る能力について
第二四章 エピクテトスに評価してもらえなかった人に対して
第二五章 論理学はどうして必要か
第二六章 過失に固有なことは何か
訳注
解説 エピクテトスの生涯と著作
【下巻目次】
『語録』
第三巻
第四巻
断片
『要録』
訳注
解説 エピクテトスの思想
索引(人名/事項)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

116
むかし、岩波版旧訳で読んだことがあるのですが、字の細かさと訳がわかりにくいことがあり挫折しました。今回は非常にわかりやすい話ことばで訳されていて読むことができました。ただっ読みやすさと理解できるということは同一ではありません。エピクテトスが当時の日常において疑問など思ったことを自己省察のような書かれ方をしていますがかなり深い意味がある気がしました。2021/03/05

lily

97
待ち焦がれていた人生談義、ようやく読めた。信仰心から診た価値観のトリセツと背比べのよう。自分を知らず価値観を持たぬ者には耳を貸さないところがエピクテトスの優しさ。裸大絶賛。勇気と平静な心と自由と光り輝く頑強な身体によって。本当に悪いものに対して用心深いために、そうでないものに対して大胆に行動する。法務官の席も牢獄も場所であり、一方は高く、一方の低いが、意志は等しく保つことができる。哲学するというのは、判断基準を考察し確立することなのであり、その上で認識されたものを用いることが善き優れた人のする仕事。2021/03/13

かわうそ

40
2年前に読んだ時はあまり面白いと感じなかった。しかし、今回読んでみると夢中にこの哲学的議論に没頭してしまった。面白い。ストア派は実は快楽を否定して、苦痛を肯定すると言う禁欲主義とは隔たっているものではないかと感じた。ただ、エピクテトスが言いたいのは自分の現状は神様が配役したものだからそれを受け入れて初めて人は自由になることができるというものだ。であるから自分の意志の自由を何ら否定するものではなくむしろ肯定するのである。意志は最も優れたものであり、意志は全てを支配するのだ。故に善悪も意志の中に存在する。2024/12/22

1.3manen

39
下巻を先に読んでいたようだ。読書のことで張り切り、骨をおって、旅をするのであれば、家に帰って、家のことをゆるがせないように。そのような旅の目的は無に等しいからだ。旅の目的は人生から苦しみや悲しみを、嘆き、不運や不幸を取り除き、死とは何か、追放とは何か、牢獄とは何か、毒ニンジンとは何かを学んで(42頁)。教育を受けるというのは、物事が起きるがままに起きるように願うことを学ぶこと(88頁)。哲学する者の最重要で第一の仕事は、心象を吟味し、判別し、吟味されていないものは受け入れないこと(124頁)。2021/07/15

かわうそ

38
確かに、神は人間に他の動物が持たない理性を与えました。この理性は肯定する一方で、人間だけではなく動物が持っている性欲や食欲については否定する点が気になります。というのも、性欲や食欲についても同様に神が与えたものであるからこれを全て否定することはエピクテトスの思想を自身で揺るがしてしまいかねないです。神が人間に理性と同様に性欲や食欲を与えてくれたのだからそれを目の敵にするのはあまり納得がいっていないです。2022/05/09

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