内容説明
「宵越しのゼニなんぞ持っちゃいられない!」。飲む打つ買う、笑って踊って、「富くじ長者」もどんどん誕生。江戸っ子は、男も女も大興奮。経済を牽引した、今よりもっとすごい「お楽しみ」の裏側。貴重な図版も多数掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
122
貯金や投資の機会や考えもなかった江戸では、将軍から庶民まで娯楽と消費に明け暮れた。飲む打つ買うは無論のこと、富くじに祭りに寄席に歌舞伎と限度を知らぬほど激しく楽しみを求める姿を紹介していく。疫病や飢饉が隣合わせで寿命が短い時代だからこそ、宵越しの金など持たずに思い切り生を楽しんだ方が勝ちなのか。しかも江戸っ子が求めた娯楽を詳しく見ていくと、内容的にはグルメやファッション、アイドルにイベントと現代人と大差ない金ぴか時代ぶりで、バブル期の狂乱は起きて当然だった。日本人は平和ボケが続くと明日を考えなくなるのか。2022/09/17
榊原 香織
80
宵越しの金は持たねえ、でどうするかと言うと、遊行費に使っちゃう。 毎晩落語、美味しいもの食べ、祭り、観劇、etc. なんか今より文化度高し。 江戸って大都会だったんですね2022/10/22
佐島楓
75
江戸時代の庶民は娯楽(富くじ、寄席、歌舞伎、祭礼など)にとても貪欲だった。消費する側だけでなく、興行主にあたる人々も商魂たくましかったし、さらに幕府の思惑も少なからず反映されていた。三者三様の関係性がおもしろい。当時の人々も歌舞伎役者などに「推し」はいただろう。人間はあまり変わっていない。2022/08/12
きみたけ
67
江戸時代の庶民の視点で迫った内容でとても興味深かったです😄著者は主に江戸をテーマに執筆・講演活動を展開、歴史家の安藤優一郎氏。庶民を中心に江戸の娯楽事情の裏側を解き明かした一冊。江戸の宝くじの過熱ぶり、江戸っ子が身代を潰す「飲む・打つ・買う」の実態、庶民が楽しんだ寄席と歌舞伎、将軍様も大奥も楽しんだ江戸の祭り、「開帳」という大規模イベントの裏事情についての5つの切り口から、江戸時代に花開いた娯楽産業の舞台裏を紹介。幕府の取り締まりも何のその、また遠山の金さんの庶民思いの裁定に江戸の人情を感じました😆2023/08/30
きみたけ
52
30頁ほど進んで何かデジャヴ感があったので、過去の履歴を確認したところ去年の8月に読了し感想をアップしてました〜😅と言うことで、読み飛ばしモードでさっと読みました💦でも、歴史好きには定評のある安藤先生の本なので、2度目でも面白かったです。江戸時代の富くじ、ピーク時は二日に一回の開催とのことで、町の人たちの熱狂感がスゴいです。2024/09/27




