出版社内容情報
日本を代表する経営学者が各分野の基礎から最前線まで、わかりやすく解説。学生から社会人までのスタディガイドとして便利な一冊。
経営学の基本から最先端のトピックまでが一気にわかる! 日本を代表する経営学者が各分野についてわかりやすく解説した誌上ビジネススクール。経営戦略、組織論、マーケティングなどの主要9科目の講義、経営学3大雑誌の読み方・学び方、ブックガイドを収録。
経営「学」は役に立つのか?(楠木建・一橋大学教授)
経営学の100年を俯瞰する(野中郁次郎・一橋大学名誉教授)
経営戦略(三品和広・神戸大学教授)
組織論(鈴木竜太・神戸大学准教授)
マーケティング(阿久津聡・一橋大学教授)
MOT(武石彰・京都大学教授)
ビジネス・エコノミクス(淺羽茂・早稲田大学教授) ほか
【著者紹介】
東洋経済新報社
内容説明
主要9分野45冊のブックガイド+経営学3大雑誌の読み方・学び方を収録。基本から最先端のトピックまで一気にわかる。
目次
経営学への招待(経営「学」は役に立つか(楠木建)
経営学の100年を俯瞰する(野中郁次郎))
経営学の基本科目を学ぶ(経営戦略(三品和広)
組織論(鈴木竜太)
マーケティング(阿久津聡) ほか)
各誌の編集部が明かす経営学雑誌の読み方・学び方(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(木山政行)
赤門マネジメント・レビュー(新宅純二郎)
一橋ビジネスレビュー(青島矢一))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
14
楠木建さんの巻頭言「経営学は役に立つか」をじっくり味わった。「経営学は現実の経営の役に立つか。この問いに対する私の答えは、イエスのように見えてノー、でもやっぱり大いにイエス」。(中略)①経営学は一見して「実践的」で役に立ちそうに見えるし、事実としては表面的には役に立つ。②しかし、経営という仕事の性質をよく考えてみると、経営学は実際のところたいして役に立たない。③ところが、さらによくよく考えてみると、経営学は本質的なレベルで実に現実の経営の役に立つ」。さてさて、経営史、経営学史というのを勉強していこうと思う2024/10/02
nbhd
13
再読の今回は、野中郁次郎先生のお話を熱読した。もともと、経営学は、組織による「情報処理」が主な課題だった。たとえば、いかに製造ラインを効率的に運用するか、みたいな「情報処理」的な問題。僕の考えでは、頭でっかちで薄っぺらな大部分のビジネス自己啓発本は、この「情報処理」の延長線上にある。「東大出身者のように賢くなりましょう!」的な。が、そんなんじゃ、イノベーションは生まれない。野中先生のお話は、経営学史から身体性や非合理性を紡ぎ出す。頭の良さはある程度の結果を出すだろうけど、身体の良さには及ばないっつう話だ。2025/03/04
Kei
12
基礎的な経営学の本で、経営に関する人事マネジメントやコーポーレート・ファイナンス、ビジネス・エコノミクス等分野も多岐に渡っている。自分はコーポレート・ファイナンスの面が特に弱いと思ったので、その面の学習が必要だと思う。2016/09/21
大先生
10
経営学というのは、「経営学は役に立つのか?」「経営学はサイエンスなのか?」という根本的な部分から悩みを抱える分野なんですね。自分が人生をかけて研究している学問が役に立たないかもしれないなんて…ポジティブな人じゃないと経営学者は務まりませんね!また、学者より実務家優位の分野だということも何となく伝わってきます。経営学者は大変ですね。それはともかく、経営戦略、組織論、マーケティング、コーポレートファイナンス、会計、人材マネジメント、MOT、経営史、ビジネスエコノミクス、経営学雑誌について、広く浅く学べる一冊!2020/09/13
Book Lover Mr.Garakuta
5
図書館本:参考になるのやらならないのやら、経営者としての素質はあまりない様な気もした。ゆっくり読まんと分からん。2019/02/24