内容説明
ある日、世界中の塔は巨大なダンジョンと化した。
フランスのエッフェル塔、アメリカのワシントン記念塔、そして日本の東京タワー。
この変貌の瞬間に塔の内部にいた人々は、そのままダンジョンに呑まれ行方不明となってしまった。
その中には、いま目の前にいる高校生――星野灯里(ほしの あかり)の家族も含まれていた。
そして士郎の妹である夕菜と両親も。
夕菜と親友だった灯里は、家族を探すため、田舎の祖父母のもとを離れ、たった一人で上京してきたのだという。
ほかに頼れる人間がいない中、ひとりぼっちで懸命に戦う灯里。
そんな彼女を手助けするため、そして行方不明の妹を探すため、士郎はダンジョンに挑むことを決意する。
平凡な会社員と高校生の生死を賭けたダンジョン探索が、ここに幕を開ける!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
16
表紙が可愛くて購入。挿絵も可愛らしくて良かった。 物語は現実世界の塔が突然ダンジョンになってしまった話。ダンジョンに取り込まれて行方不明になった肉親を捜す為に探索者になったという動機と、まるでゲームのような塔内部の法則や勝手に配信される探索状況などのギャップが面白い。ダンジョン内の怪我や死亡はすぐ回復するため、緊張感もなく気楽に楽しめるのも良い。 続きが楽しみ。2022/07/20
niz001
2
ざっくりしたダンジョンもん。かなりぬるいシステムのダンジョン(ついでに自動配信付き!)を登る。楓さん、属性多いなー、良いキャラだけどw。 2022/07/16
菊地
1
「殺された」という記憶は嫌なものだろうけど、極端に大きなペナルティなしで復活できるという設定の是非について。2023/05/03