内容説明
終戦直後に朝日新聞を退社、秋田から社会の矛盾を訴え続け、101歳で亡くなったジャーナリスト・むのたけじが戦争・原発・教育など100歳の時に考えていたこと。最後の5年間を共に過ごした次男の大策氏によるエッセイを新たに収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Satoshi
9
第二次世界大戦を従軍した記者であり、終戦の日に真実を伝えなかった責任をとり、朝日新聞を退社したむのたけじの晩年のエッセイ集。いささか理想主義が過ぎると思いながら、戦場を実体験したむのたけじが語れば説得力がある。2024/12/02
花陽(かよう)読書会
1
10歳で自由主義の気風を大人の話から理解してしまうほどの利発な子であったので、周囲の勧めもあり、東京外語大を卒。朝日新聞などで従軍記者を務めるも「真実を伝えられなかった...国民をあざむいた」と自責し「松明(たいまつ)」という新聞を刊行。戦後に自分たちの起こした戦争を総括できない日本国民は「日本帝国憲法下で臣民を長くやりすぎた」と、歴史から学ぶ能力がない日本人批判を展開。彼の説く「5か条」の精神は実直であり「まっすぐ」である。最後まで次世代を気にかけながら101歳で逝った。良書です。2023/07/11




