出版社内容情報
自動車盗難、家宅侵入、そして殺人の濡れ衣――。強烈な悪意をもって、精神科医の卵スコットを陥れようとするのは何者か? その目的は? 一気読み推奨、快作サスペンス!
内容説明
信じていた者の裏切り、新たなる殺人…患者殺しの重要容疑者として逃亡を続けるスコットの行く先々で、さらなる事件が引き起こされていく。一方、そんな彼に協力して別方向から調査を続ける老ブルースマンのキャノンボールは、今回の一件がかつてスコットの体験した、とある惨劇と関係していることを知る…。衝撃の結末まで一気に駆け抜ける、気鋭による緊迫のサスペンス。
著者等紹介
スチュアート,マイク[スチュアート,マイク][Stewart,Mike]
本名はマイケル・ガーネット・スチュアート。1955年5月、アメリカ・アラバマ州フリーデンバーグ生まれ。ウィルコックス・アカデミーを卒業後、オウバーン大学で学士号を取得。夏の休みには森林技術者、カウボーイ、農場労働者として働いたという。大学を出た後はアトランタ・ジャーナル紙の編集者や州知事候補の選挙活動に従事(結果は落選)。その後、サンフォード大学付属カンバーランド法律学校に入り、カンバーランド・ロー・レビュー誌の副主筆を務めた
高澤真弓[タカザワマユミ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sosking
3
登場人物は少ないが、中々事件の真相が見えてこない。主人公の過去と現在の状況が交差しながら少しずつ少しずつ真相が分かってくる感じ。なので、下巻はページをめくる手が進みました。結構面白かったです。ただ、最後がドタバタした感じがしますね。2017/07/21
うき。
1
一気読み。これもっと長編でも面白かっただろうにな、とは思う。割と謎解きが簡単に上手くいくんだよね。警察や検事補の捜査ももっと丁寧に書いて、多方面からエンディングに向かうとか。最終章は残念ながら蛇足。知らないまま、回想にしとけばよかったのにー。筆者がイラチとみた。でも面白かったよ。2011/12/29
すけきよ
1
「巻き込まれ」という単語を小説的にポジティブに活用していて(主人公のスコットにとっては悪夢だけど)、非常にスピード感ある展開、クリフハンガーの連続でラストまで一気読み。物語は、スコットを陥れた真犯人を追う軸と、過去の火事の真相の二つが語られ、無関係に見えた二つの事件が実は……という展開。しかし、実はこれがちょっとパーフェクトとは言いがたいことになっちゃっていて、格言を借りるなら、帯に短し襷に長し(笑)。もう少し刈り込むか、逆にスコットの家族の話をボリュームアップさせた方がバランスとれたんじゃないかなぁ。2011/10/01
nahema(ナエマ)
0
ストーリーがタイトルを語っていない・・・(「シンプル・プラン」と比較するとかなり残念) 主人公のスコットは、トラブルの泥沼に引き込まれていくけれど、何故その展開なの?と納得できなかったり、解決の仕方がすっきりしなかったり。個人的には彼の家族の部分をもっと膨らませてくれると、読み応えがあったかな。2012/06/27
じろ
0
無理矢理感たっぷり、でも一気でした。次に期待! 2011-166 ☆32011/12/04
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