人はどこまで合理的か 下

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人はどこまで合理的か 下

  • ISBN:9784794225900

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内容説明

「理性に従う」ことは、カッコ悪いのか?


理性こそが、進歩と繁栄を導く――。
理性的思考のための最強ツール群を、倫理学や経済学、統計学、
ゲーム理論など幅広い学問から抽出。その考え方を解説、伝授する。

この1000年あまりの間に、人類は本来持っている合理性を拡張すべく、
数多くの合理性のツールをつくり出してきた。
そのツールとは、「論理」「批判的思考」「確率」「統計」「意思決定理論」
「ゲーム理論」など幅広い学問分野から生まれた、
合理的に思考するための数多くの“道具”である。
こうしたツールは、危険な選択を修正し、疑わしい主張を値踏みし、
おかしな矛盾に気づき、人生の浮き沈みや悲劇について洞察を得るのを助けてくれる、
人生にとっても社会にとっても、非常に重要なものだ。
にもかかわらず、これらツールをすべてまとめて説明する本はこれまでどこにもなかった。

本書は人類の英知の結晶である、最強の合理性ツール群をまとめて解説・伝授する、初めての本である。
ハーバード大学の人気講義が教える、理性の働かせ方!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

141
下巻でも合理主義のためのツールが紹介されるが、それぞれにも落とし穴がある。誤解の多いp値の問題、信号と雑音を見分ける仕組み、事前確率と事後確率の誤謬、因果と相関の誤解。人類は陰謀に騙されないために、作られた生来の予防センサを持っているが、そのセンサこそが存在しない陰謀を脳内に作り上げるという。殆どの場合、陰謀を見抜けないより誤って陰謀と思い込むほうが損害が少ない。修正を受けないと脳内の陰謀は膨らんでいく。2023/06/28

harass

58
10、11章が肝。合理性、立場の違うもの人々の間で「正しさ」を共有できるかは、この本で紹介している各種ツールや、人間が間違うバイアスの知識をいかに普及させるかどうかと著者。未来に希望を託す前向きな著者にある種感動を覚えた。「ファクトフルネス」的な部分があったが影響を受けているようだ。いろいろ言い回しが面白い。「つまりわたしたちは、直感的な科学者ではなく、直感的な弁護士として進化してきた。自分の立場を守るためにはいい加減な言葉でごまかすくせに、他人の主張となるとすぐに間違いを指摘する。」難しいがおすすめ。2023/01/15

たま

53
下巻も6章ホモ・エコノミクス、7章データの判断、8章ゲーム理論、9章因果論で合理的判断の難しさを扱う。科学的知見が進み現象の複雑さがより明らかになるにつれ、知的忍耐力が要求されるのだと思う。物語論に興味がある私は、9章の「相関と因果を理解するツールの数々」に教えられる点が多かったし、10章「なぜ人々はこんなに非合理的なのか」の人間の思考は本質論的で目的論的という指摘やマインドセット(現実的と神話的)に考えさせられた。11章は「合理性は人々や社会の役にたつのか」。ピンカーさんの粘り強さ、前向きさに感服する。2022/11/03

きゃれら

19
現代の混沌とした社会をよりよく生きるため、理性的、合理的に思考し行動するためのツールを広く紹介する必読本であり、おすすめ。合理的であることは「心のない」ことだと言われるが、それは誤解だと述べている。逆に合理性のない感情に左右された時の人類の恐ろしさったら。 トランプ大統領や新型コロナといった最新のトピックを取り上げていてとっつきやすいしやさしい言葉で語られているが、ベイズ確率など難解なテーマは簡単には咀嚼できない。それでも読む価値ある本だと思う。合理性が人類をいかに進歩させてきたか語る最終章は感動した。2022/12/20

くらすけ

14
僕は理性を働かす(統数学的思考を活かすこと)は個人の生き方においてはどのくらい大切か?は各々の価値判断の問題だと思います。ですが多くの人に影響を与える寄付や仕事に関しては、必要なものだと考えています。その意味で本書は思考のツールを軽く知り、それぞれの知らない分野(僕はゲーム理論)を学んでゆくキッカケになると思います。2023/08/27

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