相馬事件 - 明治の世をゆるがした精神病問題 その実相と影響

個数:1
紙書籍版価格
¥4,950
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

相馬事件 - 明治の世をゆるがした精神病問題 その実相と影響

  • 著者名:岡田靖雄
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 六花出版(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 1,350pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866171890

ファイル: /

内容説明

中村藩(現・福島県)最後の藩主・相馬誠胤の奇矯なふるまいをめぐり、家令らが座敷監禁そして入院を処断したことに旧藩士・錦織剛清が、家督相続を狙った不当監禁として告訴し、以後患者本人の死後までも十二年にわたり争われた「相馬事件」。告発のみならず入院先から旧藩主を連れ去り、本人死後は毒殺であると告発するなどの行動により「忠臣」とも言われた錦織、近代的な精神医療のとば口で診断や患者の処遇に迷う医療者、法整備を迫られ、事件後の1900年、精神病者監護法を制定する明治政府。近代日本の精神科医療の画期となった相馬事件を膨大な資料を基に再構築し、考察する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

石橋

0
岡田先生の「足かけ六十年の勉強のまとめ」本とのこと。正座して読む。明治半ばの事件なのだが、相馬家の系譜を語るにあたって平将門から始まるところがまず凄い。相馬家の始祖が千葉常胤の二男という説も、「鎌倉殿の13人」でいうところの岡本信人の血が流れてるんだと思うとさらに楽しい。事件の主題については、誠胤よりも錦織剛清の病理の方に興味がわく。2022/08/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20003705
  • ご注意事項