内容説明
コペンハーゲンの特捜部Qでは謎の男からの度重なる殺人予告の電話に、メンバーたちが対応に追われる。一方アサドは、イラクで生き別れた妻子が囚われ、欧州に連れてこられたことを知る。アサドの家族を人質にしていたのはかつての宿敵、ガーリブだった。ガーリブは妻子を囮にアサドをおびき寄せようとしていたのだ。宿敵との闘いの火ぶたがベルリンで切られる! 特捜部Qファン必読のシリーズ第8弾! 解説/池上冬樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひで📚🏈
42
暗い思い作品は得意分野だと思ってましたが・・・読み進めつらくなるようなアサドの過去でした。アサド家族との今後も次回作以降も気になります。特に最後に登場した息子の存在・・・どうなるのか?特捜部Qとの関係性・・・最大の衝撃はシリーズがあと2作という現実・・・終わってほしくない2022/09/30
hanchyan@飄々
32
過酷な運命に翻弄されたひとりの男が、早来の小さな牧場に流れ着いたシベチャリ川のほとり、小さな牧場で産まれた仔馬に授けられた名は、オラシオン、すなわち「祈り」 ……って、あれ?なんか違うか?(笑)でもあれだぞ。三大始祖の一角はダーレーアラビアンだもんね!エピソードにモハメッド出てくるもんね! あ、もうイイすか(笑) 下巻は上巻の半分くらいの時間で読めちゃうていう北欧ミステリ王道の後傾ラップペース。上がりの3ハロン32秒を楽々と上回るレコード決着。期待に違わずとてもとても面白かった。てか、何の感想だコレ(笑)2022/08/04
アオヤマ君
22
ハラハラドキドキ、胸がギュー、胃がキューの下巻、怒涛の展開。アクション&アクション。あの町にもこの街にも時間が迫る。卑劣な誘い。読み始めると気になってとまらず。特捜部Qを取り巻く関係がいい。あっちもこっちも大変なカールの描写がいい。読み進めながらアサド!アサド!と何度も呼びかけたくなった。アサドがどうして「アサド」になったかの謎が解けても、シリーズの魅力はよりアップした「アサドの祈り」2023/07/11
icchiy
20
アサドの祈りは叶えられたか? 凄まじいまでの復讐劇。心理戦、アクション、プロットとどの側面もハラハラドキドキの連続で下巻は一気読みでした。 そしてオールメンバーが活躍してのこの終わりには納得です。それにしても特捜部Qのメンバーの結束は頼もしいです。あと二巻で長く続いた物語も終決すると思うと独特な寂しさを感じます。 2023/08/20
sosking
17
アサドの家族が幸せになりますように。そして、カールと共に再び特捜部Qで活躍できるお話が続く事を願って、次巻を楽しみに待ちたいと思います。それから、ローセが痩せますように。2022/12/06