人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

  • 著者名:鶴見済【著者】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 筑摩書房(2022/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480843241

ファイル: /

内容説明

人間は醜い。だから少し離れてつながろう! 友人、家族、恋人。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。鶴見済が生きづらさの問題について20年ぶりに書き下ろした解決法。

目次

まえがき/第1章 友人から一歩離れる/1 「人からどう思われるか」を基準に生きない/やさしい視線のなかに行こう/2 仲間はずしに従わない/仲間うちの力関係で動くことのむなしさ/3 友だちがいない時があってもいい/肯定されない関係ならなくていい/4 もうひとつ居場所を持つ/「不適応者の居場所」を作ってみた/5 嫌な相手とは「心の距離」を置けばいい/少しずつ疎遠になるのが一番/6 「みんなとちょっと違う人」でいい/「みんな同じ」にしようとする集団の力/7 攻撃してくる相手に近づかない/注意深く見わけて予防する/8 友人は大勢いなくていい/大勢がうらやましく思える不思議/9 どこにも通わなくても大丈夫/フリーランス三十年の経験から/10 オンラインに期待しすぎない/会うことで湧く親しみにはかなわない/11 ありのままでいられるグループを選ぶ/仮面をかぶって生きるつらさ/第2章 家族を開く/1 家族は寄りそわなくていい/距離が近いと「嫌い」が爆発する/2 子どもがいなくてもいい/「子どもこそ幸せ」という最大の圧力/3 家庭は開いたほうがいい/閉じた場所では加害が起きやすい/4 毒親もただの個人と思ってみる/客観的に見れば憎しみもやわらぐ/5 家族の素晴らしいイメージにだまされない/真に受けてもつらいだけ/6 家族は人間でなくてもいい/植物でもふわふわのクッションでも/7 血のつながりにとらわれない/他人の子とも親子になれる/8 サードプレイスに逃げていい/家庭や会社に心を占領させない/9 家族とは一生離れ離れでもいい/うまくいかない相手とは一緒にいない/第3章 恋人をゆるめる/1 そもそも恋愛をしなくていい/「恋愛は面倒」な人が増えている/2 セックスも無理にしなくていい/誰もが好きなものではなかった/3 けんかをしない相手を選ぶ/好意にも悪意にもお返しが来る/4 結婚はしすぎだった/身を固めなくてもいい時代/5 若くなくても恋愛していい/自分のために生きる人が増えてきた/6 一緒に住んでも近づきすぎない/相手を傷つけるのは近すぎる距離/7 別れてもいい/逃げられないから地獄が生まれる/8 一対一でなくてもいい/相手を独占しなくても恋愛はできる/9 相手はリアルでなくていい/空想を使えば恋愛は自由自在/第4章 こうすれば気楽になれる/1 「もうどうしようもない」とあきらめる/最後に見切った人の持つ強さ/2 怒りは一晩寝てやりすごす/時間がたてば理性が勝る/3 嫌な相手に意識を集中しない/悪いことは気になるもの/4 「生きることは素晴らしい」から離れる/不自然な思想は苦しくなる/5 「誰がどうした」ばかり考えすぎない/SNSでなくなる心の平穏/6 「あなたはあなた、私は私」と割りきる/個人主義のススメ/7 いいかげんになる/心配をあおる文化に乗せられない/8 広い世界、長い時間を意識する/遠くを見わたせる場所に行こう/9 くだらないと笑い飛ばす/緊張からの解放/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

57
p200 「私は私の人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。わたしがこの世界にいるのは、あなたの期待に応えるためではなく、あなたがこの世界にいるのは、私の期待に応えるためではない。あなたはあなた、私は私。」ガチガチの人間関係でなく、緩い人間関係を築いて気楽に生きようという趣旨の本。相互監視のムラ社会から欧米的な個人主義へ。これは自分勝手にしろと言うことではなく、相手を尊重すると言うこと。良書でした。2023/03/11

青木 蓮友

36
鶴見済さん、恩人です。あの完全本で当時どんなに気が楽になったことか。そしてこの本もおなじ眼差しで書かれていて、またしても弛めてもらいました。おそらく鶴見さんとかなり似ているのかもしれません、共感どころか「わたし、言いましたっけ」みたいに何回もなって。子どもについても欲しかった言葉に畳みかけられて、親に言われてきたことについても「そう、結果そういうことですよね」とか。あまりに真面目で真剣だったという表現に思わず泣けてきてしまいました。どうやらわたしは鶴見さんより淋しがりではなくて、人間が嫌いかもしれない。2024/02/07

小鈴

33
PhaのTwitterで鶴見さんが過去について語るのは珍しいと書いてあり、気になり読みました。完全自殺マニュアルや人格改造マニュアルのイメージが強く、サブカルで斜に構えた人だと思っていたのですが、むしろまったく逆で超真面目。こんなに真面目だと疲れるだろうな思いました。社交性不安障害を抱えている。真面目な人こそ読むことをオススメします。58歳の鶴見は家庭・学校・会社しかない時代だった。彼は先駆けて「もう一つの選択肢」を作り続けた人なのは間違いない。鶴見の若い頃と比べたら私達は選択肢が増えている。先人に感謝。2022/08/11

aloha0307

31
距離が近すぎたり閉鎖的な人間関係から離れ、もっと気楽に生きよう☝️と提案 「友人・家族は素晴らしいもの」という"常識"に ホントにそうなのか と一石を投じています。納得❗2022/11/10

T

26
読書会でのおすすめ本。『完全自殺マニュアル』は中学生の頃に流行っていて、読んでいるとかっこいいとされていたけど、ピュアだった私は読んだことがなかった。その著者が、今度は生きていくための希望の本を書くなんてかっこよすぎる。人によっては厭世的で暗いと思ってしまうのかもしれないけど、私も穏やかな家庭出身ではなかったのでずっと頷きっぱなしだった。私のような人間には、この本に書いてあることは救いだ。光を当て過ぎれば闇も濃くなる。眩しすぎるとき、暗がりが目にちょうどよい時だってあると思う。2023/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19848545
  • ご注意事項

最近チェックした商品