集英社文芸単行本<br> ハヤブサ消防団

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集英社文芸単行本
ハヤブサ消防団

  • 著者名:池井戸潤【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 集英社(2022/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087718096

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内容説明

【2023年夏、TVドラマ化決定!】

ミステリ作家vs連続放火犯
のどかな集落を揺るがす闘い!

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る───。連続放火事件に隠された真実とは?

地方の小さな町を舞台にした、池井戸作品初の“田園”小説として、「小説すばる」連載中から話題を呼んだ珠玉のミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

853
コレの前に発表された『民王』の二作目から、パワーダウンを懸念していたが、悪い意味で予感的中。特に見どころも驚きもなく、筆力だけでなんとなく読ませる凡作。ドラマ化前提という、制約があったのかなかったのか、一行動起こすたびに、飲み屋で集まる流れは、池井戸ドラマそのまんま。半沢直樹の最新作もミステリー色があり、もともとそっち系でデビューしているだけに、ぶり返しがきているのか、それとも作家として、自分自身のルーティンに飽きて、新しい何かを模索しているのか、とにかく今作に限っていえば、上手くいっているとは言い難い。2022/09/14

starbro

726
池井戸 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者ワンパターンの勧善懲悪物ではなく、ミステリ仕立ての作品で新鮮でした。タイトルから想像していた内容と好い意味で違っていて楽しめました。2023年夏のTVドラマも楽しみにしています。著者が作家役で出演したりして。 https://lp.shueisha.co.jp/hayabusa/2022/12/24

ノンケ女医長

637
ハヤブサ地区。夜になると満天の星空。音一つ聞こえない森閑とした土地なのだろうと想像した。豊かな自然描写で、読了感は良かった。都会から移り住んだ作家を迎え入れる人々の結束に、胸を打つものがあった。30代後半で、新しい住環境に移り住むのには心労が多いはず。すっかり適応し、住民が頼る柱になっていく経過も素晴らしい。身を呈して事件の真相を追究する勇敢さに拍手を送りたい。人が魅了される土地には、常に侵略を画策する、得体の知れない団体がいるのかも。防戦するために、さまざまな思いが結実してしまうものなのかも。2022/10/24

ミカママ

600
都会育ちの主人公ミステリ作家が、かつての伝手で田舎に移住するあたりは読ませたが、途中少しダレた感あり。読みながらなんども、作者が池井戸さんなのか東野さんなのかわからなくなったことはナイショ。謎解きは例によって読者にはわかりようもない「過去のヒミツ」なのでそれを楽しむ作品ではない。ラストはきれいにまとめて、さすがの池井戸さん。ドラマは・・・どうしようかなぁ。イケメン出てる?(笑)2024/01/24

うっちー

570
タイムリーな新興宗教のお話し。私は下町ロケットのような作品が好きです2022/10/11

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