内容説明
本能寺で信長横死──。その一報を受け、茶頭の千宗易(利休)は動揺する。後継者は秀吉か勝家か、それとも家康か?だが冷静さを取り戻したその心には、誰になろうと戦乱の世を終わらせるべく操ってみせる、という強い決意が漲っていた。限られた空間で繰り広げられる緊迫の心理戦。利休と戦国武将たちとの熱き人間ドラマを描く本格歴史小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo
13
杉や竹といった建材を使い、土壁に藁を適当に散らせ、天井は傾けてと…へい一丁。形式に堕しつつある「侘び」の概念。利休に己の「侘び」を探してください、と突きつけられた秀吉が見つけた「侘び」の境地とは。説明されれば納得するかもしれないけど、いきなりこれを見せられたら、腰を抜かすなぁ。世の静謐を求める利休、秀吉に時に諫言しながら目指す世界は作れるのか。※節目の1000冊❤️、読書メーター登録当時は、思いもしなかったのに。…年をとるわけです。2023/02/24
coldsurgeon
8
安土桃山時代の政治を陰で動かしていたかもしれない千利休の静かな戦いの物語である。織田信長の思い描いた国の在り方を実現するために、侘茶が利用されるが、利休は当初は巻き込まれただけなのかもしれない。しかし秀吉の時代となり、信長の思いを秀吉と利休が引き継いでいくが、二人はもう渦の中心にいたのだ。中心は一つしか必要なく、利休は疎まれていくのだろう。 2022/06/26
さこちゃん
7
歴史は変わらないけど、秀吉がいつブチ切れるかハラハラしながら下巻へ。2022/08/31
晴
4
静謐のために茶の湯を通して時の権力者を裏で操っていたフィクサーといわれがちの茶人・千利休の生涯を描いた歴史長編前編。目的のためならどんなに危険な賭けもしでかす利休の胆力というか、大局を見渡せる力があったから秀吉を天下人に仕立て上げたんだなと思ったり。秀吉の天下人への階を上るのと比例して、利休も精神世界の茶の湯の大家になっていく様がなんというか破滅へのはじまり感あってよいなと思いました。下巻へ続く。2025/11/14
勝也成瀬
3
千利休と秀吉の話だが、千利休は割と今までいろんなところで書かれている人物像の範疇に入るかなと思った。これから秀吉との関係がギクシャクしていくのはわかっているが、それが下巻でどう描かれるのが楽しみ。千利休の息子の千紹安が印象に残った。2022/08/12
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