光文社文庫 当確師

著者名：真山仁

光文社（2022/06発売）

• ISBN：9784334793418

内容説明

来年秋に行われる次期市長選で、圧勝が確実視される現職を倒して欲しい――。当選確率99％を約束する選挙コンサルタント・聖達磨の元に、莫大な報酬と共に無謀な依頼が持ち込まれた。候補者の選定から任された聖は、首都機能補完都市にも選ばれた高天市に向かう。この勝負、勝ち目はあるのか!?　人間臭い選挙戦をリアルに描いた傑作ポリティカル・フィクション！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[terukravitz]

★★★★★

2022/04/16

[Jesus@メモ魔]

途中までめっちゃ面白かったのにメインの選挙が駆け足でちょっと残念、続編読むか悩む

2024/05/11

[りねん]

星2つ(76点) 内容：当選確率99%を誇る「当確師」、現職圧勝予想の選挙に挑む！ 感想：権力は、人を駄目にする典型ですね 足の引張りあいから、事業内容で正当に評価されて候補者が選ばれる世界になって欲しいですね 　　 #小説 #選挙 #コンサル #事業 #手話 #光文社文庫

2022/06/12

[minu tanu]

中公文庫版も持っていますが面白いのはわかっているので購入。支持率の高い現職を如何に倒すか？しかも倒した後、挑戦者を将来敵に回すかもというリアリティに感銘を受けました。

2022/04/17

[るるじ]

真山さんの本は面白いし知識もついてお得感があるという不純な動機で読み始めた。確かドラマ化されていたと思う。 選挙戦が二つ描かれているが、当確師の主人公が不利と思われている戦いを駆け引きや頭脳戦で勝利に導く。負け戦をオセロの白から黒へ一気にひっくり返すように勝つ様は圧巻。今回得た豆知識p139 そもそも小選挙区制の導入で、国会議員は市長の五分の一の得票で議員になれる。市長のほうが市に及ぼす影響力が大きくて当然だった。 国会議員てそんなにチョロいのか、それとも地方自治体の長が偉すぎるのか…